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台風について

こんにちは。ictmと申します。

私は、秋の季語である台風が身近な自然災害で恐ろしくテレビで、接近したり上陸したりしているところを見ると接近、上陸しないでほしいと思っています。
季語であることが驚きです。
今回は、角川学芸出版編『俳句歳時記第五版秋』
角川学芸出版、2018年
47頁以下48頁に載っている
「台風」という季語について紹介いたします。

「南洋やフィリピン沖で発生北上する大きな空気の渦巻きで、中心付近の最大風速が一七・二メートル以上の熱帯性低気圧。
海難・風水被害など甚だしい被害を生じさせる。台風の眼は台風の中心にある静かで風のない部分。外来語「タイフーン」が「台風」と訳されたのは、明治四十年ごろ。季語とされたのは大正の始めである。」

次に「台風」という
季語が使われている俳句を紹介いたします。

「放課後の暗さ台風来つつある」
森田峠が作った句です。

この句について私の推測を書きます。

この句について私は、光景と気持ちを表したくて作ったのではないかと想像しました。
一句を通して、放課後という言葉の明るさと台風という言葉の暗さというイメージの上での対比、それから実際の行動でいえば台風が接近する前の慎重さや落ち着きという制的な側面。放課後には、活発に行動するといったような対照的な動的な側面があると考えます。
作者は、目の前で見たことや記憶の中にある景色を言葉で描くことが得意な方なのではと感じました。

最後に私が、「台風」という季語を
使って作った句を紹介いたします。

「台風やボードゲームの旗なくす」

これからも日常の場面を切り取れるように観察力を磨いていきたいと思います。