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かぶとむしについて

こんにちはICTmです。

今回は夏の全般に使える季語である「かぶとむし」という季語について
紹介いたします。

かぶとむしは、櫟(くぬぎ)や楢(なら)や
サイカチなどの樹液を吸って生活する栗色をした昆虫です。

私は、かぶとむしという季語を目にした時
この季語は夏の暑くて強い雰囲気を演出する為に
使用される季語なのではないかと考えました。

しかし、私の考えとは異なり「かぶとむし」を
ユーモラスに描いた俳句もあったので
その句を紹介いたします。

「チョークにて引っ繰り返す甲虫(かぶとむし)」

阿波野青畝が作った句です。

私はこの句を読んだ時、チョークが本来の目的で使われておらず、
かぶとむしをひっくり返すのに使用される場面が描かれている事が
意外性とユーモアがあり、素敵だと感じました。

ここで、私が「かぶとむし」の季語で作った句を紹介いたします。

「かごのふた角でぐぐいとかぶとむし」

かぶとむしをつかまえた男の子がインタビューに応じている映像を
以前ニュースで見たことがありました。その際にかぶとむしが
捉えられたかごから逃げたかったのか角でふたを真上に押していました。
かぶとむしからひっしさと私にとっては意外だった知性が感じ取れたので句にしました。

これからも小さな発見を大切にして俳句を作っていきたいです。