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うなぎ屋のせがれがデジタルマーケターになるまで② ≪東京→新潟編≫

前回のnote「新潟→東京編」からの続きの投稿となります。
引き続き、私のキャリア紹介をさせていただきます。

2016年、急遽、新潟に戻ることになった私。

当時、ノープランで新潟に戻った私は、特にやりたいことがありませんでした。

これまでのキャリアを活かしていくためには、IT業界かなと思っていましたが、

業界にこだわるよりも、楽しく仕事がしたいな。なんて漠然とした思いがありました。

そのためには人が重要だなと思っています。

前職を人で選んだように、
何をするか、
よりも、
誰とするか、
で仕事を選んだ方が楽しく過ごせた経験があったからです。

この考え方のおかげもあって、自分自身がどうありたいかを基準に物事を選択すると、幸せな暮らしが近づいていると感じています。

ということで、まずは、人に会ってから何をするか決めよう!
と考え、

そして、

縁あって、

現在の在職先である会社に出会いました。感謝。

5社目=2016年9月:坂井建設株式会社

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坂井建設は土木事業を生業にしてきた会社でありますが、住宅ブランド「ディテールホーム」で住宅事業を拡大している真っ最中でした。

入社当時の社員数は60名程(現在は80名程)でしたが、

今思えば、当時の工務店としては珍しく、いち早くデジタルの強化を見据えており、Web担当者を募集していました。

私は面接前にディテールホームのホームページをチェックし、面接日当日にあれやこれやとダメ出ししました。

※今は入社当時のホームページからガラリと変わっています

私は面接で、これから入社しようとしている会社のホームページをディスりまくったんです笑

私としては素直にここを直した方がいいですよ。というアドバイスのつもりだったんですが、当時を振り返ると結構やばいこと言っていたなと思います。

普通、何も経緯を知らない人に、自社の製品やサービスを悪く言われたら、ちょっと腹立たしい感情を持ってしまうと思いますが、

面接を対応してくれた社長・専務はそんな態度は少しも見せず、

「へぇーそうなんだ」「知らなかった」

とおっしゃっていただき、器の大きさというか、懐の深さを感じました。

そんな私の生意気な意見を社長や専務が素直に聞き入れてくれたことが入社の決め手となりました。

あと、専務のノリ・性格が良かったというのも理由のひとつです笑

住宅業界は未経験でしたが、

どういった巡りあわせか、

最初に入社した会社が建設会社で、

今回も建設会社となり、

なんだか大工であった祖父に導かれているのかな?

なんて勝手な想像をしてしまいました。

入社後

私はWebディレクターという肩書で入社しましたが、与えられたミッションは大きく二つ。

1、集客

2、生産性の向上

Webディレクターなのに「生産性」?という疑問を持つ方もいるかもしれませんが、中小企業はリソースが限られており、かつ工務店の中でマーケ担当やWebディレクターといったポジションはかなり異色であったため、ミッションを複数与えられたのだと思います。(とりあえず、こいつPCとか詳しそうだし、的なノリもあったと思います)

ちなみに私はこれまでオフィスビルでしか勤務したことが無かったので、自らがオフィス内の掃除をしなければならない環境にも戸惑いましたが、こういった面でも中小企業ならではの守備範囲の広さを感じます。

集客ミッション

は、「ホームページからの反響(資料請求)を倍にしてくれ」

というものでした。

正直、手つかずのところが多かったのですが、まずは広告とLP(ランディングページ)の見直しから着手。

SUUMOなど各種メディアでの見せ方にも工夫を凝らし、

HPのリニューアルによってSEOも強化し、

あれよあれよと

3年で反響数は10倍に。

反響数_201609-201909

※入社前(2016年8月以前)のデータは残っていなかったため、集計できておりませんが、月平均10件程度だった模様。

生産性の向上ミッション

に関しては、

弊社に限らず工務店業界においては、FAXと電話がメインのコミュニケーション(詳しくはこちら)なので、コミュニケーションのデジタル化を中心に旗を振ってきました。

例えば、

・メールのクラウド化
・社内申請の電子化
・チャットツールの導入
・施工管理アプリANDPADの導入
・電子契約クラウドサインの導入

などです。

こういったツールの導入・定着化に尽力することにより、年々の着工棟数を増加させ、工務(現場監督)1人あたりの棟数を増加させることにも成功しました。

着工棟数_2016-2019

工務店のデジタルマーケターとして

現在、2020年2月23日。

約3年半、坂井建設/ディテールホームでお世話になっておりますが、まだまだ課題は山積です。

しかし、ありがたいことにこれまでの実績を評価いただき、各種媒体への掲載や、外部のセミナー講師を行う機会も頂戴することができました。

掲載媒体やセミナー

このような場を通して私自身が勉強になることもたくさんありますが、集客に困っている工務店の手助けができればと思い、日々尽力しております。

今後のキャリアについては私自身も見えていませんし、明確な目標があるわけでもありません。

ただ、

私はやっぱりデジタルが性に合っているなと感じますし、

なにより、会う人に恵まれているとも感じていますので、

デジタルの力を活かし、この人と一緒に仕事がしたい!

と思える方と今後もご一緒できたらなと思っています。

最後に

やっぱり、私は文章を書くことが苦手ですね汗

こんな拙い記事を最後までご覧いただき、ありがとうございます。

twitterもやっておりますので、お気軽にフォローください。日々の業務内容やデジタルマーケティングに関することを発信させていただいております。

古川 和茂(ふるかわ かずしげ)

▼自己紹介
新潟県出身。上京後、鹿島建設関連会社にて工程管理などのシステム開発、インターネット広告代理店のアイレップにてレポート関連のシステム開発に携わり、システムエンジニア・プロジェクトマネージャーとしての経験を積みました。その後もWEBメディア運営にてSEO・Web広告の知見を得て、ゲーム開発・プロモーションなど多方面に経験と実績を重ねてきました。2016年に故郷である新潟へ戻り坂井建設株式会社/ディテールホームに入社し、WEB問合せ数を約10倍に引き上げるなど主にデジタルマーケティングで活躍させていただきました。現在、他社のデジタルマーケティングもご支援させていただいております。

▼メール
ict+note@sadh.jp
▼twitter
https://twitter.com/ICTkazu


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