タブレットの持ち帰りがはじまった!
いよいよ本校でもタブレットの持ち帰りが始まりました。といってもまだまだ課題のある持ち帰りです。
タブレットの持ち帰りに関しては、進んでいる学校は、本当の道具のように自分の意志で持ち帰りをしてるんでしょうが、多くの自治体はそうはなっていません。
わが地域でも、まずある学校が週末の持ち帰りを行いました。はじめは、タブレットとアダプタを持ち帰るということを行いましたが、月曜日に保管庫にアダプタを再設置するのが大変ということで、次回からはタブレットのみの持ち帰りになりました。
しかし、週末にほとんどバッテリーを使い果たしてしまう子どもが多く、月曜日の朝から充電ということになって、月曜日に使うとしても午後からという課題が発生しました。このことから、平日に持ち帰りをした場合にも、子どもによってはバッテリーが消耗して、1時間目からは使えないということも起こるかもしれないなどという問題が残りました。
そして、重要なのは持ち帰って何をさせるかという問題ですが、持ち帰りを行った学校は、自治体が導入しているドリル問題を宿題としてやらせるということが主な持ち帰りの内容になりました。ドリル問題では、〇つけや結果はタブレットがやってくれるので、教師の働き方改革にもなるということでおおむね賛成の意見が多く、このやり方が他の学校にも広まっていきました。
が、広まる中で大きな課題が出てきました。先進的に持ち帰りを行った学校ではネット環境がない家庭に関しては、教育委員会からルーターを借りて学習を行うという方法をとっていました。取り組みを行っている学校が少ない状態ではルータの数に特に問題がありませんでしたが、学校が増えてくるにしたがって、ルーターの数が足りないという問題が起こってきました。教育委員会も予算を確保していないので、急に台数を増やすわけにはいかない。
また、貸し出しに関しても、永遠に貸し出すわけにはいかないので、ルータの問題は少し保留にしてほしいとのこと。
しかし、全国的に持ち帰りが始まっていることや、保護者からの要望もあり、持ち帰りに関してはぜひ進めてほしいということで、ネット環境でなくても学習できるタブレットの活用を考えてほしいというお願いが来ました。
南の風小中学校でも、とりあえずネットにつなげなくとも利用できるドキュメントやスプレッドシート、スライドを利用した学習はできないか模索が始まっています。その模索については次回で。
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