ダメな教師になりましょう
縁あってEdvation x Summitに登壇させていただきました。天下の鈴木寛先生、Microsoftの栗原さんとの共演。
そこで私が訴えたのが「ダメな教師になりましょう」ということ。いや、「体罰してる」とか「教室でタバコ吸ってる」とかの本当にダメな教師じゃダメなんですよ。では、どういうことかというと...。
「教育DX」が叫ばれています。それは確かに大切だし、意味のあることだとは思いますが、
現代の教師には、それ以外にも様々な課題が降り掛かってきています。一つ一つは意味のあることだと誰もが理解していますが、
こうやって重なってくると、正直、教師にとっては
重荷でしかありません。これではただでさえ多忙な先生方はますます辛くなってしまいますよね。そこで私が提言したいのが、
ということです。それはどういうことでしょうか?
これまでの教師は、児童生徒の前に立ち、色々な話をしたり、発問によって意見を引き出したりして、それを板書でまとめていくような授業をしていることがよくありました。定番だったと言ってもいいでしょう。
しかし、今や子どもたちの手にはタブレットがあります。一人一人が学習に没頭することもできるし、友達とコンタクトを取りながら学習をすすめることもできます。そうした環境にあって教師の取るべき態度は、児童生徒の学びにSide by Sideで寄り添うことではないでしょうか。
教師の役割は変わっていっているのです。これまでの「教える」存在から「寄り添う」存在へと。
では、それがどうして「ダメな教師」なのか。言われたんです。子どもから、このように。
こう言われて、私はもちろんほくそ笑みました。それはそうです。教師がダメになって、子供の学びが進むのなら、私はいくらだってダメな教師になります。
ということで提言しましょう。
天下の鈴木寛先生とご一緒させていただくセッションで、大スクリーンにこのスライドを映した自分を褒めてやりたいと思います(笑)。