医師が安心して休めるクリニック、本当に実現できるのか?
今日は4ヶ月の子どもの咳が悪化したため、耳鼻科を受診しました。待ち時間が長くならないことを期待して、積読の中から気分に合う本を1冊選んで持参しました。その本を読んでいるとき、ある一節に目が留まり、「この気持ち、わかる!私も力になりたい!」と心が動かされました。
その一節には、こう書かれていました。
「医師(夫)はオンコールでいつ呼ばれるかわからないから、私(妻)は子どもを預けて出かけにくい(呼ばれると子どもを置いて行かなければならないため)。」
我が家とは家庭環境が違いますが、つい自分と重ねてしまいました。昼夜問わず働いている夫は家にいないことも多く、子どもを預けるのが難しいどころか、実際には預けられないことも多々あります。せっかくの休みの日に預けるのは申し訳ない気持ちになり、結局預けないまま。一人になって考える時間が取れない、乳幼児の世話は「ちょっと待った!」がきかない、心身ともに余裕がなくなる、体力がすり減る…そんな状況に共感しながら読み進めました。
一方で、医師という職業は患者さんの命に関わる責任の重い仕事です。心からやりがいや誇りを持っているとしても、オンコールでいつ呼ばれるかわからない生活は、本人にとっても心休まる時間がないのではないかと感じました。
もし、診療を代わりに担ってくれる医師がいたら?もし、医師でない業務をスタッフが自分たちで対応してくれたら?そして、医師が長期休暇を取り、家族や趣味の時間を過ごせるようになったら…医師もその家族もきっともっとハッピーになれるはずです。さらに、スタッフも自分の役割を感じながらイキイキと働ける組織ができれば、そのクリニックを訪れる患者さんもホスピタリティを感じ、心地よく診察を受けられる。そんな連鎖が生まれるのではないでしょうか。
医師の働き方ひとつで、本人も、関わる人たちも、そして患者さんもハッピーになる。そんな世界を作りたいと、私は心から思います。そのサポートを、このiCPを通じて全力で取り組んでいきたいと、改めて感じました。
iCPは、院長が目指す理想のクリニック、さらには今までにない新しい価値を生むクリニックづくりを伴走します。一緒に、関わるすべての人が幸せになれるクリニックを実現しませんか?