
相変わらず悩みは尽きない
ここ数日、これからのことについて思い悩んでいたので更新ができなかった。
先日、ある支店の店長から「お話があります」という連絡を受けた。嫌な予感。閉店後に会って話を聞いた。
「半年後を目処に、辞めさせていただきたいです」とのこと。予感的中。
「年齢的にも区切りをつけたいですし、やりたいことが見つかったので」という話だった。あれ?半年前まで「この仕事が大好きで、結婚しても続けたい」といつも言っていたのに。
やりたいことって?と聞いたら
「それは言えないし、いう必要もないと思います」という冷たい返答。何よりマスクをしているのでめちゃめちゃ目が冷たくて、話す気がないんだなということは一目瞭然だった。
困ったなあと思いつつ、正直に彼女に言った。
「今、私傷ついた。」
「今まで何年も一緒に働いてきて、正直に理由を教えてもらえないのは悲しい。」
と伝えた。
すると彼女は泣き出し、話し始めた。
「正直いうと、あきさんに詰められるのがきついです。」と。
「すごく頑張っているのに、できていないことを指摘されて理由を詰められる」
「自分達もできていないことは充分わかっているけれど、それをどう思っているのかと聞かれるときついです」
「最近体調が悪くて、朝起きられないです」
「他のスタッフにも話したけど、みんなそれは仕方ないって言ってくれました。」
「このままだと嫌いになってしまうと思って、その前に辞めようと思いました。」
彼女は10年近く働いているので、お互いの性格はよくわかっているし、今までも何回もこういうことがあった。
だから予想はしていたが、「辞めたい」というような話を切り出す時ってこんなにも怖い顔になるんだなあと思ってしまった。
ここまで来るのにしばらく悩んだだろうし、芽の小さいうちに相談できる環境を作れなかったことに対しては、申し訳なかったと思う。なので謝り、私の態度を改めるから一緒に頑張ろうよ、という話をした。
彼女にとって、今回の決断は、彼女自身の背景によるものが大きかったと思う。結婚を考えている人がいるけれど、その人と本当に結婚したいかわからない。でも結婚というものはしたい。結婚すると通勤できない距離に引っ越すことになる。両親が相手のことをあまり良く思っていない。などなど。
彼女の年齢から考えても、少なからず焦りはあるようで、ここ2〜3年、ずっと迷っている。実際そのような悩みを抱えている人は少なくはないと思う。
プライベートな悩みと、仕事の悩みも重なり、だいぶ参ってしまったように思う。彼女自身が向き合うしかない問題だけれど、そこに関わる私自身にも仕事とプライベートの悩みはある。お互い悩みだらけじゃん。
いくら仕事で良い姿を見せようとしても、自分自身が安定していないとボロは出るだろうし、結局どちらにも良い結果にはつながらないのではないかと思う。
長い時間話した結果、彼女はだいぶすっきりしたようで、マスクも取り(笑)
「私頑張ります、ありがとうございます!」と笑顔になってくれた。また落ちる時は必ず来るので、その都度話を聞こうと思った。
そして、私自身も抱えている課題を自分でどうにかすること、そこから逃げずに折り合いをつけることを優先したいと思った。
そんなことを考えながら数日過ごしていたらnoteの更新もおろそかになってしまった。
まあしかし、課題や問題はどんどん出てくるものだなあと。
自分のエゴなどが大きくなると、自分自身を俯瞰して見られなくなるし、視野が狭くなってしまう。だから肩こりもひどくなるわけだ。
そんなわけでもっと自分と向き合いたいと思うようになった。
ひとり商いはもう少し先のことになると思うが、自分と向き合った先に、肩の力が抜けて楽しいことが待っているような気がする。