青空と逃げる

画像1 大好きな小説です。名もなき舞台俳優の夫が有名女優とスキャンダルになり、妻と息子は、東京から、消えた夫を探すマスコミから、逃げることになります。四万十、家島、別府、仙台…様々な土地を転々とする親子。連絡が取れない夫、その日暮らしの不安、毎日必死に生きる2人の側には、どんな土地でも、いつも青空がありました。ならない島生活や、食堂スタッフとして雇われるシーンでは、今の私と重なって、共感できる部分が多くありました。辻村深月さんは好きな作家さんの1人なのですが、この作品は特に面白いです。島に持ってきて良かった。

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