icn-crrd学生大会2024@川崎を開催しました!
9月2日、3日にicn-crrd(文化資源研究開発☆地域間ネットワーク)2024年度学生大会を行いました。学生大会1日目は専修大学(生田校舎)で研究発表会と懇親会を行いました。大会運営を担当した学生がその模様をお届けします。
1日目:学生およびicn-crrd会員による発表
参加された皆さんの発表は実際に地域で行われている活動を紹介する実践的なものでした。
敬和学園大学4年 杉山高天さんのオンライン発表では、新潟県の阿賀北ノベルジャムで小説の創作を通した活動を知ることができました。「阿賀北」が舞台の作品をチームで創り上げる中で、参加者は小説創作の経験ができ、そして舞台となった地域への愛が強くなり活性化につながるということでした。
株式会社佐竹・PopTownProject 佐竹信彦さんは熊本マンガアニメフェスタ(熊MAF)について発表されました。熊本でコスプレを核としたイベントづくりによって多くの人が訪れ、イベントに参加することで地域活性につながっており、今後の展開についてもお話を聞くことができました。
金沢星稜大学経済学部 石川美澄先生は「メディアの中の能登半島地震と今」について発表してくださいました。石川先生の撮られた被災地の写真から今の状況をリアルに感じることができ、メディア作品≒地域社会の記録でもあると改めて知ることができました。
また、私たち専修大学松本ゼミは、これまで進めてきた川崎市を舞台としたアニメ作品『ガールズバンドクライ』の舞台地調査や地図作りの試みについて発表させて頂きました。
わたしたちゼミ生にとっては初めてのことばかりで、配信のためのカメラをどこにどう設置するのか配線に悩んだり、プリンターが上手く動かなかったりと会場の準備に苦戦しましたが、得がたい経験になりました。
今回いただいたフィードバックをもとにプレゼン資料をより説得力のあるものにしていきます。
2日目:エクスカーション
2日目は、JR川崎駅を中心としたエリアにて、私たちが作成したオンライン地図を用いたガイドツアーを行いました。
こちらは実地検証という意味を持っており、利用者が無理なく舞台を巡ることができるのかという点を重視して、滞在時間や経路の選定を行いました。
ゼミナールの生徒がガイドとなって、各舞台の紹介や作品との絡みを解説しつつ進行しました。あいにく小雨が降っていたため、巡礼予定地の滞在時間を調整しながらの進行となりましたが、途中に当初の予定にはなかった場所にも立ち寄りつつ、スタート地点のラゾーナ川崎プラザから仲見世通り、クラブ・チッタなど計11か所の舞台を約4時間半に渡っての巡礼を無事に終えることができました。
参加して頂いた先生方からは好評を頂くことができ、今後のプロジェクト進行において、価値ある一歩となりました。参加・ご協力頂いた方々に改めて御礼申し上げます。
著者
文学部ジャーナリズム学科3年松本ゼミナール所属 小川舞佳
文学部ジャーナリズム学科3年松本ゼミナール所属 増田智哉