見出し画像

YOASOBIとのはじめまして#NICE TO MEET YOU

YOASOBI初めての有観客ライブ「NICE TO MEET YOU」から2日、文章を書きおこすなんて思ってもいなかったが未だ冷めやらぬ気持ち、溢れ出る言葉を書き留めておきたいと思い初投稿をすることに。
拙い文章だけど、何年後かに見直してこの気持ちに再び浸れるよう、そんなタイムカプセルのような期待も込めて言葉にしていきたい。

10/21にチケットの当落発表があってから1ヶ月強、ふとした時に"YOASOBIに会えるんだ!"って思いにやけつつもどこか現実味がなくてずっとフワフワとした感覚だった。
毎週金曜日のカウントダウンお知らせと共に"あと○日"って数える毎日が、まるで遠足を待ち望んだ小学生の頃の自分に戻ったようだった。
長いと思っていた1ヶ月はたくさんの情報解禁のおかげもあり毎日ワクワクであっという間に過ぎた。そしてとうとうYOASOBIとはじめましてをする日を迎える。

12/5 15:30。少し早めに現地に到着してグッズを受け取り、ミドリのトレーナーに袖を通した。実はこの服、ikuraちゃんがラジオで着ているのを見かけて選んだ一着。(お揃いだったら嬉しいな、!)
そして武道館の前で写真を撮り、電飾看板に並び、FCの抽選をし、、とやりたいことをこなしていっていたらすぐに開演時間間近になった。

17:20。武道館に入って席に案内してもらったがその席に驚いた。1階南(Ayaseさんのキーボードの向きからして正面?!)の3列目だった。1.2列目にはスタッフさんがいたので一般客としてはかなりいい方なのではないかと思う。ステージの近さに興奮しながら開演まで残りわずか、今年1番の胸の高鳴りを感じた。

17:30。ついに開演。
暗転し胸がドキドキワクワクするのを感じながらその時を待つ。舞台袖にザクロさんのシルエットが見え、バンドメンバーの姿が舞台上に見えたとほぼ同時に2人の姿が目に飛び込んだ。そう、Ayaseさんとikuraちゃん。色とりどりの衣装に身を包んだ2人が私の目を釘付けにした。この瞬間をどんなに待ち望んだことか。喜び、嬉しさ、期待、、色んな感情が絡み合って私の視界がぼやけた。こうして私はYOASOBIとのはじめましてを迎えた。

あの夢をなぞって
私の視界は依然ぼやけたままikuraちゃんのアカペラが聴こえた。そしてikuraちゃんの「YOASOBIでーすっ!」という掛け声と共にステージにはいくつもの花火が瞬く間に映し出され歌の世界へと引き込まれた。YOASOBIライブの幕開けを感じたこの瞬間を決して私は忘れることがないであろう。

大正浪漫、ハルジオン
疾走感のあるこの2曲が跳ねる音をのせて武道館を駆け巡った。立ち上がった私たちはその場でジャンプする勢いで手を叩き、鳴り響く音、ikuraちゃんの声に胸を躍らせた。

三原色
バンドメンバーたちのクラップに合わせて"タン・タタン・タタン"と皆がリズムを刻む。この瞬間を私たちはずっと待ち望んでいた。決して声は出せないがYOASOBIの出す音に対して会場が音で応える。アップテンポのこの曲とクラップが気持ちいいほど合わさって、あの瞬間一度きりしかできない三原色がそこにはあった。

MC
挨拶をして話し出したAyaseさんとikuraちゃん。演奏している時とは別人のようにワイワイ話す姿がとっても可愛らしくて、いつもラジオで聞いてる2人の息のあった会話が弾む。途中写真を撮るためにわざわざステージを一周してみんなにピースする2人の小さな心遣いが嬉しかった。録音はダメだが、写真を撮ってさらにそれをSNSにアップしてもいいというYOASOBIの気前の良さにビックリした。そのおかげで、ライブが終わった今も写真を見てあの瞬間に浸っている。

もう少しだけ
ikuraちゃんの「have a nice day」という声と共に優しく穏やかな光が会場を包み込んだ。この曲はライブの前にテレビで歌う姿を見ていたが、その時よりもずっと温かく深い音が体中をめぐった。改めてライブっていいなと思う瞬間だった。

ハルカ、たぶん
ゆったりとした曲がここで続く。ikuraちゃんが360度に広がるステージを目一杯回って客席の近くまで来てくれた。後のMCで"一人ひとりにはじめましてする気持ちで"と言っていたようにずっと遠い存在だったYOASOBIがグッと近くなった気がした。目があってドキっとしたのはきっと私だけではないはず。

もしも命が描けたら
たぶんのフィンガースナップから一度暗転し、スポットライトが再び照らした先には椅子に座るikuraちゃんがいた。THE BOOK2に収録されている「もしも命が描けたら」の朗読が始まった。あまりにも辛すぎるその物語の朗読と重たい前奏で会場は冷たい空気が張り巡らされ、その世界観へと一気に引き込まれた。まだ聴き馴染んでいないこともあってかとがった歌詞が、メロディーが私の心をグサグサとえぐり、その重さに体がどうかしてしまいそうだった。

MC
ここでバンドメンバーの紹介が入る。keyのザクロちゃん、GtのAssHくん、Baのひかるちゃん、Drの仄雲さん。みんな個性豊かで和気藹々とした6人の姿がまぶしかった。ちなみに私は特に仄雲さんがアップされて舌をぺろりと出す瞬間がお気に入り笑

夜に駆ける
ここから後半戦スタート。YOASOBIの代名詞とも言えるこの曲がここで登場した。私とYOASOBIを結びつけてくれた大切な一曲をこうやって生で聴ける幸せを噛みしめながら大切に耳を傾けた。ただ、あまりにも集中しすぎたせいかここの演出がどうだったとか、光がこんなんだったという細かいことが何も思い出すことができない。それくらい心から没頭できた。

怪物
少し気味の悪いメロディーがジワジワと迫ってきて期待が高まり、ikuraちゃんの"ア゛ー"という声があまりにも気持ちよかった。ステージからは火が噴き、入り乱れるライトでこの日一番ともいえる激しさが会場を熱狂させた。「今日も答えのない世界の中で〜」からの対比も最高で鳥肌がゾワゾワと立ったのを覚えている。

アンコール、優しい彗星
ここで落ち着いた曲が続く。ikuraちゃんの"明日も音楽が鳴り響きますように"という言葉からアンコールが始まり、美しすぎる高音に魅力された。優しい彗星では皆がスマホのライトをかざし、宇宙という空間へと導かれた。「わずかな光を捉えて輝いたのは〜」に入る前には長めの間があり、そのあまりにも切なく儚い時間に私はこの時間がいつまでも続いてほしいと願った。

ツバメ
温かく和風な旋律が会場を優しさで包んだ。ステージには藍にいなさんが手掛けたツバメの絵が映し出され、そののびのびとしたツバメにikuraちゃんの声、Ayaseさんやバンドメンバーの奏でる音がのり幸せが渦巻いた。小さな彩りを、ささやかな愛を誰かに届けられるよう日々生きていたいと心から思う。そんなメッセージを受け取った。

群青
最後はこの曲だった。ライブを待ち焦がれた日々、ここまで最高だったライブ、そして終わってしまう寂しさ、、色んな感情が複雑に絡み合って心が忙しかった。そして私は感じた。声は出せなくても手を叩くことでみんなが一つになり心が通じ合ったことを。あの時でき得る全てを注いだ群青がそこにはあった。いつか声を出してみんなで合唱できる日がくることを信じて、、。

EN)ラブレター
6人が退場した後も拍手がなり続け皆がアンコールを求めた。そして、トレーナーやパーカーに着替えた6人が出てきた。マイクを持って話しはじめたikuraちゃんの目には涙が。Ayaseさんの「泣いてもいいんやで」という言葉に胸が熱くなったのを覚えている。"このままずっと時間が止まってくれ""アンコールをしたら本当に終わってしまう"そう思っていたのは私たちファンだけではなかったはず。この愛おしい時間を抱きしめながらikuraちゃんの言葉が会場に響き、ついに本当に本当に最後の曲となった。ラブレター。この歌詞に私の思いが全部詰まっていて、"YOASOBIありがとう"もうこの言葉しかなかった。でもそれはYOASOBIも同じで、ikuraちゃんが話していたようにYOASOBIからのありがとうでもあった。お互いの気持ちが共鳴し合っていて最高に幸せの瞬間だった。


これまでを振り返って
私がYOASOBIを好きになったのはちょうど今から約1年前、2020年の10月。当時入院していた私はYOASOBIにハマり、消灯時間が過ぎてからこっそりベッドの中でYOASOBIの音楽を聴くことが唯一の楽しみであった。
その頃からしてみれば、一年後にこんなにも回復してライブに行ける体になっているなんて夢にも思わなかった。退院後も辛いこと大変なこと、いろいろあったけれどそんなときはいつもYOASOBIの音楽が私を支えてくれて励ましてくれた。そして今回ライブに参加できて今までのことが全て報われたような気がした。
YOASOBIはずっと私のお守りのような存在だったが、それはこれからも変わらないと思う。聴いて、歌って、演奏して、、様々な角度からYOASOBIの音楽を楽しみたい。だからこれからもどうか力を貸してください。

最後に
最後のMCでikuraちゃんが「この空間は愛で溢れている」と言っていたが私はこう思う。YOASOBIが愛の種をまいてくれて、それを受け取ったファンが愛の花を咲かせたんだと。だから愛の花が満開に咲き誇った武道館は本当にカラフルで温かくてまぶしかった。
これからも私はこの花を大事に育て、いつかYOASOBIに花束を送りたい。その日を待っててね、!

#YOASOBI武道館 #YOASOBI #Ayase #ikura #ミソハギザクロ #AssH #やまもとひかる #仄雲


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?