辰巳いちぞう

株式会社SGOソリューションズ 代表取締役 中小企業のBTB差別化戦略の企画/実行支…

辰巳いちぞう

株式会社SGOソリューションズ 代表取締役 中小企業のBTB差別化戦略の企画/実行支援が得意。自律した人・組織を作り、成果を両立させる。 営業戦略企画/コンサルティング 。 中小企業の事業継続、営業戦略、マネジメント改善に役立つこと、その他ライフワーク記事を書いていきます。

最近の記事

歴史を知り、昔を語る

研究課題。「回想法」。 何年かの仮説検証を経て辿り着きました。 認知症に限らず、諸先輩との会話で一定の盛り上がりを見せるのは昔話。 今どきの話や未来のテクノロジー含みの話よりは断然盛り上がります。 つまり、こちらから相手の時計に合わせれば合わせるほど会話が成立していい関係が作れるということ。 ほんと、元気にお話になるし、たくさんのことを教えてくださります。 自身、戦中戦後史の学びを重ねて先輩方との会話でその中身を充実させて、そのインプットをさらにアウトプットして・・・

    • 病院運営におけるマンダラート導入。3年めの現在位置

      私が法人監事を務めます「医療法人湘南みらい」。 地域サービス部門を担当しております。 マンダラートをマネジメントに活用しており、3年めにして定着してまいりました。 病院ブログでインタビュー記事が制作されましたのでよかったらご覧下さい。 https://shonan-daiichi.jp/blog/recruit/environment/%e3%80%90%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%83%80%e3%83%a9%e7%89%b9%e9%9b%86%e3%80

      • 「龍が如く」実写化の難しさ

        Amazonプライム作品 「龍が如く」全6話イッキ観。 既存の人気作品の実写化の難しさを痛感。 制作サイドに必要なのは既存作品の意図を理解すること。 観ていて思ったのは 「なにゆえこのシリーズが人気なのか」をもうちょっと理解した方がいいと思いました。 理解が乏しいのかことごとくツボを外す。 思えば、これまでのアニメやゲームの実写化作品はどうしても既存ユーザーの評価に晒されます。 話の面白さだけでなく、人気のツボのようなものを当てるか外すか。 そのあたりの難しさを感じます

        • 新人研修。久しぶり。

          何年ぶりかの「新人研修」。 途中入社の研修を担いました。 キーマン候補なので事業の意義や戦略面の情報開示。 組織文化や管理職の会話から透けて見えるマネジメントポリシーなど。 本人のキャリアや職務経験からどうアジャストするのが妥当なのか。 適応を早める会話もたくさんできました。 「すごくいい人が入ったな」というのが率直な感想。 来週からまた何日かやるので楽しみです。 みなさんもいい一日を。

        歴史を知り、昔を語る

          新生活は答え合わせ

          9月からの新生活。 新しい経営者会合に2か所入会して自身のコミュニティをアップデートしています。 特に目新しいものではありませんが、一つは自身の人生観や経営観の「答え合わせ」にと思い選択。 あと一つはランチ会を中心としたもの。 いずれもじっくり時間をかけて「おつながり」を育んでいこうと思っています。 いろいろ思うことはあります。 でも拙速に反応せず「構成員」ライフを楽しんでいます。 すでに縁切りした会合は私が少し大人げなかった。 もっともっと大人になろうと思います。 み

          新生活は答え合わせ

          それでも誰かが紡ぐ

          NHKスペシャル 「If I Must Die ガザ 絶望から生まれた詩」 を鑑賞。 ガザの惨状を訴え続けた文学教授で詩人のリフラト・アライール 「もし私が死ななければならないのなら / あなたは生きて / 私の物語を伝えてください」 空爆で死亡したアライールの残した詩をベースに平和への祈りを続ける人たちを追ったドキュメンタリー。 教え子たちが紡ぐアライールさんの人物像。 それは争いを一方の視点から読んだりするのではなく、多方面からの視点で読むことを求め、残された詩にもそ

          それでも誰かが紡ぐ

          SDGsをリスキリング

          「知ってるよ」という人に最適。 サスティナビリティと事業戦略を同期させる受講。 「90分でわかる真のSDGs経営」オンライン研鑽会 SDGsをリスキリングしようと専門家の講座を受講。 過去に研究課題に取り上げたことあり、しばらく経っていました。 タイムリーにも専門家との出会いあり受講しました。 認識の浅さが修正されて非常に勉強になりました。 既知の知識の深掘りにも、会話ネタにも。 もっと言うと導入検討の会社にも最適です。 いやぁ、さすがです。 自社の事業がどのように関わ

          SDGsをリスキリング

          戦争のない日本が想像出来なかった人たち

          「昭和16年夏の敗戦 新版」 猪瀬直樹 支援先の会長さんと会話になって興味を持ったので購入。 太平洋戦争開戦前、若きエリート、有識者が集められ、戦争シミュレーションを命じられる。 その「シミュレーション」が示した答は「日本必敗」だった。 なぜ戦争は強行されたのか? に迫った猪瀬直樹著のノンフィクション小説。 詳しくは割愛しますが まずこの本で認識を改められたのは東條英機。 ここでの日本人の精神性は現代にも通ずるものあり、戦慄すら覚えた。 別誌「失敗の本質」 「日本のいちばん

          戦争のない日本が想像出来なかった人たち

          自分の効率と他人の効率

          自分の効率と他人の効率。 数日前。 早朝から深夜まで、予定をカチッと埋めて行動した日。 うまくいったなと手ごたえの反面。 お相手に不足感や嫌な思いはさせていないだろうかと。 こちらの「高効率」がお相手の「高効率」とは限らない。 私も相手だけが高効率に酔って、こちらが物足りない思いをしたこともある。 いや。失礼だなと憤慨したことすらある。 気忙しい 効率がいい 別ものなのでいい大人になったのだから、急かしく生きないようにします。 みなさんもいい一日を。

          自分の効率と他人の効率

          中小企業へのコンサルタント業を志すなら

          中小企業へのコンサルタント業を志すなら。 結論から言うと 知恵を鍛えて欲しい。 知識はインプット。 知恵はアウトプット。 大きな会社は知識のある人材が多いので、それを上回る知識でヒントを与えれば成果は出やすい。 小さな会社は知識を与えてもそれを消化できる土壌がないのでやはり知恵を絞って泥臭く支援しないといけません。 コンサルタントの方を見ていると 知識でクライアントを凌駕する方と知恵でクライアントを導く方がいます。 中小企業に必要なのは知識ではなく知恵。 さらに言う

          中小企業へのコンサルタント業を志すなら

          私にもあなたにも起こりうること

          研究課題:私にもあなたにも起こりうること。 「ケーキの切れない非行少年たち」 宮口幸治 著 仕事である事案あり、いろいろ調べるうちに辿り着きました。 具体的には書けないのですが、子供の事案ではなく大人の事案です。 医学博士でもある著者による 非行少年のとの接触および診療実績から ・非行少年の傾向と症状 ・非行少年のそれぞれ抱える背景 ・現代教育への提言 ・日本社会への警鐘 が記され、自身のことも含め他人事じゃないなと思ったのと同時に 「こういうことからあんな言動になるのか

          私にもあなたにも起こりうること

          マネジメントをリスキリング。

          マネジメントをリスキリング。 ダイヤモンド社「超入門 失敗の本質」。 新しいものではありません。二度目の購入。 ご存知「失敗の本質」の入門書として刊行。 戦争題材ではあるのですが、よくない思考アプローチが構造的に解説されて、企業の組織論にも当てはまる話が多い。 「歴史から学ぶ」の模範的な本です。 私は仕事で「再現性」や「条件」というワードをよく使うのですが 成功体験の捉え方、失敗体験の捉え方などどう考えれば先に活きるか? をよく捉えることができます。 何年かごとに読むと「

          マネジメントをリスキリング。

          高校野球の変革

          第106回全国高校野球選手権大会決勝 京都国際2ー1関東第一 延長10回タイブレーク。 決勝戦は史上初の延長タイブレークに。 9回までは本当に素晴らしい試合。「名勝負だこりゃ」と唸るものありました。 で、延長戦になるとまったく別のゲームに。 決勝戦に限った話ではありませんがつくづく「フィクションだな」と。 選手の安全を考慮したルールなのでその是非を問うのは控えます。 ・低反発の新規格バット導入でホームラン激減 ・野球が細かくなった分、流れを変える「節目」が増えた。クーリ

          高校野球の変革

          そうさせる何かがある

          そうさせた何かが日本にあった。 NHKスペシャル 「最後の一人を殺すまで サイパン戦 発掘・米軍録音記録」を鑑賞。 素直に怖いコンテンツでした。 「我々はサイパンでジャップを皆殺しにしなければならないと確信した」 初めて米兵が日本の民間人と対峙した日本の植民地サイパン。 初めて発掘された米軍の通信兵が残した音声をもとに制作されたドキュメンタリー。 ミッドウェー戦で惨敗した日本はサイパン近海を絶対防衛ラインとする。同じくアメリカは日本攻略のための重要拠点と設定。 早々にア

          そうさせる何かがある

          国が民に加害する。

          NHKスペシャル 「一億特攻への道 隊員4000人 生と死の記録」を視聴。 一時的な戦局打開のために行われた戦術「特攻」はやがて定例の作戦となり、8ヶ月にもおよぶ。 初期の戦闘映像で息を飲むのは体当たりの正確性。 撃たれてきりもみしながら機首を米軍艦から外さない。 劣勢極める日本はアメリカの戦争、政治観を曲解。 利己的なアメリカを凌ぐのは日本人の献身的な精神性であると説き、価値観を変えていく。 「一億特攻」という言葉は 「日本は特攻をやっていればなんとかなるかもしれない

          国が民に加害する。

          目を向けるべきは戦争という「コト」

          NHK世界のドキュメンタリー 「原爆の父 オッペンハイマー 」前・後編 2023年米国制作のドキュメンタリーを放送。 ジャーナリスト、ノンフィクション作家、当時の語り部、親族、クリストファーノーラン監督。 そして広島の被爆者。さまざまな角度からオッペンハイマーの半生を辿ります。 アメリカの秘蔵映像、トリニティ計画の記録、見たことのない映像記録。 ・原爆開発 ・広島・長崎への投下 ・終戦後の世界の趨勢 ・水爆開発 ・オッペンハイマーの精神崩壊 ・冷戦突入 ・オッペンハイマーの

          目を向けるべきは戦争という「コト」