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読書好き&文字書きを作る教育方法

読書好きだから文字書きになる、というのはあまりにも短絡的な思考のように思うかもしれません。

私も実にそう思います。関連性はないのですが、私の場合は大きく関わりのある出来事でした。


ここでは私の幼少期の本や文字との関わり方と、両親の教育方法についてをご紹介します。


1.最初の読書

私が私だと記憶できている頃、つまり物心ついたときにはすでに読書をしていました。

およそ幼稚園の年少くらいの記憶になります。

私の家は、漫画や小説などの本がかなり多い家庭だったんです。そうした環境の中では、おもちゃ同然に本に触れるようになります。

子供向けの絵本や児童書もよく読みましたが、私が覚えている限り初めて読んだ漫画は「幽☆遊☆白書」でした。

それがおそらく幼稚園の頃です。

さすがに幼稚園児が幽☆遊☆白書は、グロいシーンも多くてまだ早かったような…。

上に姉がいたことも手伝い、漫画を読むのも早かったのです。他にもセーラームーン、ちびまる子ちゃん、ときめきトゥナイトなども読んでましたね。さすがに、読めない文字や、感じ取れない表現もたくさんありました。

2.父が本を買い与えてくる

私は三人姉妹の次女でした。他の姉妹もやたらと本は読んでましたが、どうやらその中でも私はよく読んだみたいで、父が率先して児童書を買ってくれました。

それを文句も言わず黙々と読んでいたので、どんな心境だったかは覚えていませんが、ただ文字があればよかったのか?と今でも不思議です。

3.寝る前の絵本の読み聞かせ


小学校に上がるまでは、母が寝る前に絵本を読んでくれたんですよ。それ自体はどのご家庭でも日常的な光景だと思いますが、我が家は文字のない絵本を読み手を変えて日替わりで朗読会(?)をしていたんです。もちろん、毎日ではないですが…。

まず、文字のない絵本て何だよ?となりますよね。実際、文字がなく絵だけで物語が進んでいく本です。文字がなければ、読み手は自由に物語は作ることができ、何をやってもいいというルールでした。

当時は楽しくて一晩で何回も繰り返しやりましたけど、母は相当大変でしたよね。子供の考えるネタなんてたかがしれてますし。

今思えばですが、これって想像力を育てようとしてくれてたのでは?と思います。

他にも普通に絵本を読んでもらったことや、暗くして見るスライド式の紙芝居など、色々と読んでもらった記憶があります。

4.毎日、日記を書く習慣

これは小学校低学年のときの習慣ですね。毎日、日記を書いて担任の先生に提出してました。小学校の宿題かな?と、もしかすると思いますよね。いいえ違うんです…。

宿題でもなんでもなく母の発案で日記を書き、担任の先生に提出してたんですよ。クラスの他の子は誰もこんなことしてませんでしたし、未だになんでこんなことをさせられていたのか理由を聞いたことがないんです。

私も当初は面倒ですし嫌がっていたんですが、段々と文章を書くのにも慣れて、いつの間にかなんの疑問も持たずに書き続けてました。恐るべし教育!!

まぁ途中からは、嫌々ではなく書くこと自体が楽しくなっていたんだとは思います。母も、上の姉にもやらせていましたが、続いたのは私だけだったと言っていたので。

この日記が、おそらく私にとってはじめて文字を書くことの楽しさを覚えた時期でした。そして今の私自身のベースに近い部分です。

ここまで読んで頂いてお分かりのように、親の押し付け染みた刷り込み教育に近いんですよね。

でも子供の教育の大半は、ピアノや英会話、算盤など、親のエゴによるものからスタートしますからそうおかしくはない話です。

成長していく段階で、習っていること、学んでいることが苦でなければ続けていけばいいだけですし。嫌だと子供が言えばキッパリと辞めさせてくれる教育方針なら何も問題はないです。

実際、私も小さい頃はピアノや英会話、習字を習っていましたが、途中で嫌になり辞めています。反面、姉はピアノが好きで大人になるまで続けました。

つまり、両親も私たち子供の適性をきちんと見ててくれたんですよね。私はピアノや英会話が向かないから、好きな読書や文字を書くことを勧めてみよう。姉はピアノが好きだから、練習しやすい環境を整えよう。というような感じに。

今も私が、こうして好きな仕事に就けているのは両親のおかげだと思います。

おわりに


たまに、子供はやりたくないけど親の期待を背けないから嫌々でも習い事をさせる、といった話を聞きます。親は、今は嫌がってても将来的に役に立つからと子供の気持ちを無視するパターンがあるようです。

ただ、心に反することをやっていてもあまり見に付かないのが現実です。私は親になった経験はないので、子供を持つお父さんやお母さんに意見する立場にはありませんが、子供だった経験はあります。嫌なことを続けると見に付かないどころか、きっと心も閉じていってしまいます。

なのでどうか、その子に合った「好きなこと」をやらせてあげて欲しいです。




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