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陶酔・習慣化させるきっかけは何でもよい

こんにちは。わかりやすいホームページ相談・ホームページコンサルタント永友事務所の永友一朗です。

今日は「陶酔・習慣化させるきっかけは何でもよい」という記事です。

私は仕事柄、「商売」というものについて関心が高いです(コンサルタントなので当然ですが…)。

商売とは何だろうか?上手くいく商売とは?と、色々考えるわけです。

もちろん、コンサルタントやマーケターと呼ばれる方々が、様々な切り口で「上手い商売」のことを言及するのですが、その着眼点や着地点は本当に様々で、詰まるところ「正解はない」というのが今のところの私の結論です。

さて、とある街に、とある「いまにも潰れそうな」お店があります。

私はこの「商売」を考える意味でも、このとある「いまにも潰れそうな」お店に足しげく通っています。

「足しげく通っている」ことでお分かりのように、この、とある「いまにも潰れそうな」お店は、「潰れそうな状況で、潰れない」のです。

もっと突っ込んだ表現をするならば、「潰れそうで、潰れない」状況で、数十年も営業を続けています

このお店は、いわゆる「基本価値」は高くないお店です。基本価値とは、その業種にて最も期待される価値のことです。
例えばお花屋さんであれば、「活き活きした生花が揃っていること」とか、整体院であれば「手技が上手で、心身が整う感じに施術してくれること」などです。

具体的な描写は避けますが、いくつかある「基本価値」のうち、全ての項目で「不満足」な状態であると、一消費者である私は感じています。

ではなぜ、このお店は「潰れそうで、潰れない」状況で、数十年も営業を続けていられるのでしょうか?

このお店のご主人は、いつも笑顔です。挨拶もハキハキしていて、好感が持てます。また、基本価値は低いものの、仕事自体は一生懸命にやっているのは間違いない感じがします。

私も含めて、足しげく通ってしまうお客さんは、きっとこの「笑顔」「挨拶」「一生懸命に仕事をしている感じ」に陶酔しているのだと思います。

陶酔は習慣化をもたらします。そうです。この「潰れそうで、潰れない」状況で、数十年も営業を続けているお店の正体は、陶酔させる術(すべ)を本能的に身につけていて、それを自然に実践しているだけだったのです。

ここでのポイントは、その陶酔させる部分は「基本価値」部分には限らないということです。「笑顔」「挨拶」「一生懸命感」などの付帯的価値部分で「満足」させ、その「満足」を得続けるためにしばらく通うと「陶酔」してしまうのです。

この「笑顔」「挨拶」「一生懸命感」などの付帯的価値部分は、基本価値とは違い、他店との比較が難しいわけです。基本価値部分では明らかに他店より劣っていても、付帯的価値部分での満足と陶酔を提供できていれば、商売を継続できるのだということを勉強させられます。

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