無印良品は「セール」をどのように表現しているか?
こんにちは。中小企業様や小規模事業者様に特化したWeb活用のコンサルタント・永友一朗です。
明日は山形県の大江町商工会様でセミナー講師をさせていただきます。お米やラフランスの収穫などでお忙しいなか、多くの事業者様がお集まりのようで、頑張ってきたいです。
さて、私は「無印良品」を非常によく利用します。
地元の藤沢には過去に旗艦店があり、比較的大きな店舗で、ゆったりと、そして豊富な商品を見ながら買い物をするのが楽しかったです。
新婚の頃は無印良品で家具などのほとんどを買いました。
無印良品藤沢店は、いまは駅前のビルに移転しましたが、家族でよく買い物をしています。
ところで時折、無印良品で「セール」が行われます。
しかし、「セール」という言葉が使われていません。
・無印良品のものづくりの取り組みをもっと知ってもらうための特別期間です。
・いつも無印良品をご利用いただいているお客様に 感謝をお伝えする期間です。
などと表現されています。
この表現は秀逸ですね。深い表現だと思いますし、いつ見ても感心します。
●「セール」と銘打つと、「価格」のみに意識がフォーカスされる
のですが、一方、
●無印良品のコンセプトに納得/共感/満足すると、「お得意様」になる。
すなわち、中長期的に売り上げに貢献する顧客となる
極論すれば、「セールです!!!」と連呼して、まず価格に目が行くお客様をたくさん集客するのではなく、「価値を感じとってくださいね。そのために特別にお値打ち価格にさせていただきます」というメッセージの順番と
方向にすることで、「よいお客様」を集客することに成功しているわけですね。
また違う観点からは、「免罪符を与える」という定番テクニックでも
説明できます。
A:セールでたくさん買い物をする自分
B:無印良品の価値を知るために買い物をする自分
どちらが自分がスキになれるでしょうか?換言すれば、どちらが納得し、腑に落ちながら、言い訳しながらたくさん買い物ができるでしょうか。
私自身は、無印良品で相当、買い物をしています。大きな声では言えませんが、無印良品の商品が特別に安いとは思いません。
が、そのデザイン性であったり、ムダの無い感じが心地よく、つい無印良品を覗いて、買い物をしてしまいます。
そう、セール期間(=無印良品週間)が終わっても、です。
そんなお話も含め、Web表現、メッセージの順番と方向性などのお話を、明日のセミナーでお話をさせていただきます。
今日は『無印良品は「セール」をどのように表現しているか?』というブログでした。
いつも最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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