なぜ会社で「日帰りワーケーション」を絶賛推進中なのか?
Mobility Technologies(通称MoT) で会長をやっている川鍋です。
MoTでは3ヶ月に1度、会社として「日帰りワーケーション」を絶賛推進中です。
(これは Mobility Technologies Advent Calendar 2021 の8日目の記事です。)
「日帰りワーケーション」とは??
例えば、、、11月の平日に行ってきました、高尾山!
会社のある六本木で3名、京王線明大前のファミマで2人拾って5人で1台の車で、中央フリーウェイ、調布基地を追い越し♪(ユーミンね)おしゃべりしてたらあっという間(60分)に京王線高尾山口駅からすぐ近くのMt.Takao Base Camp到着!
緑豊かな新鮮な環境で、午前中は思い思いにリモートワーク。
ここはリモートワーク対応が凄くて、予約なし、ドロップインで1日1,650円!午後のグループワークのためにオプションでモニター付き大テーブルも終日貸切(1h330円)。美味しいコーヒーも飲み放題で、何と山登りシューズも無料で貸してくれます(さすがトレランの聖地!)
個人ワークがひと段落したところで、登りますよね、高尾山!!ところで、、、金子さん(1番右・自宅エアロバイクで鍛えるイマドキ女子)スタスタ早すぎない?!その後ろで滝のような汗の宮坂さん(右から2番目・元高校体育会バレー部)と佐々木さん(右から3番目・淡路島出身の元野生児)。オフィスでは見られない意外な素顔発見!
そば屋で遅めのランチの後はグループワーク。MoTの組織開発課題に対して、やはり「7つの習慣」じゃないかウチに足りないのは?!えっ、それ前職でやりました!あーだこーだ言いながら。普段より議論が白熱するのは、そう、それはきっと澄んだ山の空気のおかげ。
高揚した気分のまま、18時にカンパーイ!4,000円で食事・飲み放題付き、しかも生ビールはサッポロ黒ラベル(個人的ど真ん中)!!
「リュックにお鍋とかコーヒー沸かせる一式背負ってたんですけどね」それ早く言ってよ〜(Sansan風)と突っ込まれる山男・中島社長(左から2番目)。
19:30には出発、車の中でもMoTの文化風土をどう創るかについて話は尽きず、あっという間に20:30には六本木。予算は1人1万円(レンタカー代は別ね)で丸一日自然の中で楽しく仲良くなれて、緊急ではないが大事な議論が集中してできて、これって都内で消耗してるより遥かに生産性高くね?
「日帰りワーケーション」の目的!
コロナで会えない。駅直結・ステキな六本木グランドタワーの新しいオフィスにでさえ、社員のみんな、来てくれない(笑)だったら来てくれる、行きたくなる理由を作ろう!!というのが最初でした。
少し真面目に言えば、、、JapanTaxi社とDeNAのオートモーティブ部門の合併から1年半が過ぎて社内も落ち着き、自分たちの子供はもちろん孫までが使うであろう我々のサービスの基盤となる「100年続く組織・文化づくり」のスタート、という意味も。
やってるうちに、これは予想以上に組織開発として効果があるぞ、と実感。そして気づいたのです、これぞまさにウェルビーイングの第一人者・矢野和男さん仰る、「幸せで生産性の高い組織の4条件」そのものではないか、と。
これでワーケーションの目的が明確になりました。ワーケーションの目的は、ただ楽しむとか、リラックスして福利厚生の一環、とかではない。その目的はただ一つ。「オフィスで会ったら『よっ!』と挨拶しあえる他部署の人を増やす」こと。そこに集中してから、アクティビティはなるべく全員で取り組めるものを探すとか、行き帰りの車中も無駄な時間ではないとか、ワーケーションのパーツごとの意味が再認識できた気がします。
ノウハウ公開!「日帰りワーケーション」のコツ
それにしても、、、 #ワーケーション部 というslackチャネルを作り、コアメンバーの4-5人とリーダー陣10名位を中心に、ボランティアでかなりの時間と労力をかけてリサーチし(まぁ楽しいですからね)、実践を重ねるに連れ、いくつものコツがわかってきましたので、今ではルール化しています。
ルール①休日前に日帰りで。一泊だと予定するのが大変(家族とかね)になるので日帰り。これで「家庭の事情で来れない」という人が減り皆が行けるようになりました。体感的に、ダレず・かつ十二分に仲良くなるには丸一日(朝8時から夜8-9時)が丁度良い感じ。また、回数を重ねるにつれ、翌日が休日の方が遅くなってもリラックスして参加できる事がわかってきました。
ルール② 5人で車で90分以内。タクシーアプリを起点にAIドライブレコーダーやグリーン化で「移動で人を幸せに」というミッション目指す我々の立ち位置から、電車でなく車を運転して。行き帰りはチームビルディングの時間になりますし、運転は疲れるから早く自動運転時代にしなきゃというモチベーション向上や、カーボンニュートラルと言ってもEVで移動するとやっぱり給電が心配とか、沢山のラーニングを肌感覚として得られます。ドライバー含めそこまで疲れずトイレ休憩ナシには90分以内が適切。また、車での移動が前提だと4名だとラクですがちょっと寂しく6人だとレンタカー代が2万円超えてコスパ悪化。5名というのが割とピッタリな感じです。
ルール③ 目的地が大事!結構探し(30物件以上)、かなり下見し(10物件以上)、実際に日帰りワーケーション実施(6物件以上)やった結果わかったのは、「良いワーケーション先って意外と少ない」事。値段が高かったり、施設がワーケーションに慣れてなくて予約や交渉が大変だったり、zoomできる個室や場所がなかったり、wifiが弱かったり、付近に良い食事がなかったり、地元の人で混み合って落ち着かなかったり、「高尾山に登ったよ!」的な誰でも参加できるアクティビティがなかったり。Mt. Takao Base Campは現時点(2021年12月)で最高峰です。
ルール④ 自己紹介のパワポ3枚用意!グループワークでは知らないメンバー同士を一気に仲良くさせるためにも、1)自己紹介(前職・出身地・はまっているものが鉄板)、2)なぜMoTに入ったのか、3)10年後にMoTをこうしたい、という3枚のパワポを準備してもらい、一人一人発表しています。その人が大事にしていることや自分と似たような思いでMoTに入ったんだとか、自分自身も会社に入った時の初心を振り返る事ができ、普段と違う開放的な環境と相まって自己開示がすごくできるんです。
↓ご参考:私のパワポ
自動運転時代のライフスタイルを先取り!
やっていて分かったことがあります。それは、我々はワーケーションを通して、自動運転時代を先取り体験してるんだな、ということをを
自動運転時代って、高速道路が電車になるイメージでしょうか。5年後には、まず高速だけではありますが、ハンドル握らず・足もアクセルやブレーキから離して、お酒や寝るのはムリでも、少なくともslackやメールをチェックしながらでOKになります。つまり移動は「疲れるムダな時間」から、むしろ集中できる「個室での仕事時間」に。毎日でもワーケーションできます(サーファーな私は、毎日海に行きたい)!「どこでもオフィス」というライフスタイルはすぐそこであり、我々MoTがそれを1日でも早く実現するのです!!
まぁ都内、港区とか世田谷区とかの路地を全て自動運転で走るには、、、あと20-30年はかかるでしょうねぇ。ETCが出たのが2001年で20年後の2021年で普及率90%後半、EV(日産リーフ)が出たのが2010年で10年後の現在でようやくテスラ等含めがぼちぼち普及し始めたところ。世の中が変わるのには時間がかかります。
それでも全然オッケー。はっきり言うと、「完全自動運転」でなくても十二分に我々のライフスタイルは良くなります。クルーズコントロールだけでも高速での渋滞がすごく楽になったのを実感しませんでしょうか?まさにそれです、それ。だから高速が現在の鉄道の役割を果たし、高速降りてすぐの土地は値上がりするはず!
まぁ、100年後には「昔、車って人間が運転してたんだって!」って言っているのは間違いなし。自動運転社会という「既に起こった未来(ドラッカー風に)」に向けて、MoTがアプリなど技術を前に、タクシーやモビリティ産業を前に、そして日本人のライフスタイルを前に進めたい!
↓ 鴨川で釣り。仕事ももちろんちゃんとやりますよ。
↓ 横浜スタジアム(グランドに!)。DeNA株主ですから!
↓奥多摩ではラフティング良さそう(下見中)
↓夏に九十九里で!イワシ&シャンパン!
次回は1月(3ヶ月ごと)に、江ノ島・鴨川・霞ヶ浦・横浜スタジアム・高尾山・九十九里と大阪で総勢80名程度(全社員400名中)合計16チームで予定中。4月になったら山中湖・奥多摩・茨城県堺町・千葉県睦沢町もいいなと計画中。
結論。「MoT日帰りワーケーション」最強&最高!
早く来い来い、自動運転時代!!
MoTは、一緒に移動の未来をつくる仲間を募集しています。
Mobility Technologies Advent Calendar 2021 の9日目は、 廣近理希さんの
「AWS Client VPNについて」です。是非お楽しみに!
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