夢への門扉 ~(女主人の心の内)~
「此方へ」
秘密の花園の門扉は狭い
なぜなら
やさしさにとんがった場所だからです
あなたの
やさしさだけが、入れる場所
あなたは
やさしい世界の住人になる
やさしさだけが、入れるのだけど
やさしさは、やさしいから
やさしさ以外のあなたの手を
きっと、引いてくれます
「此方へ」
MilkyWay ~天の川~
夢への道の、上に立つ
夢と「私」は、繋がっている
マーブル模様の拡がりのように
スライムのような、ゆっくりとした粘度で
夢への道は
拡がってゆく
より濃く、より深く
夢へと「私」を、繋げてゆく
夢は、銀河に輝く大きな惑星
大好きな人たちを招いて
大好きなお料理を並べて
おもてなしする場所
木星みたいに
大きな星にする
大きな温かい場所にする
「私」が欲しかった場所だから
たくさんのリボンを投げる
世界と繋がりたくて
海の向こう、山の向こう
船出の汽笛、はなむけの手綱
四方八方へと拡がるリボン
絡みつくリボンに指が引っ張られて
夢へと、その距離を
近づけてくれている
リボンの数は、思いの数
夢への思い、やさしさへの思い
時にはぐれた1本のリボンが
風にのって誰かに届いて
夢の仲間になるかもしれない
その1本に導かれて
「秘密の花園」の
門扉をくぐるかもしれない
夢へと投げたたくさんのリボン
届いたり、届かなかったり
色とりどりにcolorfulに
しゃぼん玉のきらめき纏って風に揺れて
時に瞳にまぶしくて
「私」を惑わす
届いてる?
夢への方向はあっている?
私はちゃんと向かってる?
けれど
足元のリボンはふかふかに
まるで、ハイジの眠る
干し草のベッドのよう
惑ったら、疲れたら
惑いそうになったら、疲れそうになったら
ふわっ
って、倒れこんで、そのまま眠る
夢の中で夢を見る
夢を抱いて夢を見る
夢に抱かれて、夢を見る
苔を踏む
ふかふかで、ずっしり
歩く時の心地よさ
守られている、心地よさ
小さな、小さな、苔の芽の
こんなに、ふかふかになるまでの時間
こんなに、厚く育つまでの時間
って
どれくらいなのだろう
守り
古(いにしえ)の
石碑、神社
結界にして、申し送り
杜の都の結界は、とても強い
黄金郷のそれは、どうだろう
「私」の中の古(いにしえ)は
何を守り、何を伝えてくれるのだろう
「私」を守り、「私」を伝えてくれるのだろう
「私」の夢
「私」の経験
「私」の訪れた場所
「私」の出会った大好きな人たち
全ての記憶は、夢へと繋がる「道」
「私」もまた、守ってゆきたい
「私」もまた、伝えていきたい
未来の私へ
これからの、私へ
~ epilogue ~
夢が、叶った後
夢を、見続けられるだろうか
大丈夫
長い「時空」の中で
広い石畳に苔むすように
広大な銀河に
天の川途切れぬように
「夢」は拡がる
「私」の人生に
「私」の魂に
「此方へ」
秘密の花園の門扉は狭い
なぜなら
やさしさにとんがった場所だからです
あなたの
やさしさだけが、入れる場所
あなたは
やさしい世界の住人になる
Y様
大変長い時間をお待ちいただき、ありがとうございました
ずっと眠っていた物語が
ふと降りてきた「ふかふかの苔」という言葉に動いて
また眠りに落ちた後
次に来たのは「木星」でした
木星は、拡大と人とのつながりの惑星です
アカシックリーディングを通して垣間見る
あなたのイメージを言葉に
あなたの人生を物語に紡ぎ、ご提供しています。
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