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うろ覚えで『SHADOW TOWER ABYSS』の話~ヘッドショットで頭が飛ぶフロム・ソフトウェアの一人称視点RPG | 森田一郎の毎日戯文 #163

ドーモ、森田一郎です。

こないだちょっと友達とフロム・ソフトウェアの過去作である『SHADOW TOWER ABYSS』のお話をしまして、思い出を語ろうと思います。

とはいえ、強烈に記憶には残っているのに細部が思い出せないんです。しかし、いくらか強烈に憶えている点があり、それが「近代兵器の登場」と「身体欠損ダメージ表現」です。あとは「絶妙にコズミックホラー感のあるデザイン」でしょうか。

とりあえず、Giant Bombからお借りしたスクリーンショットで雰囲気を掴んでいただきたく思います。

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御覧ください、このなんとも人らしさと怪物らしさを両立したデザインを。こいつはたしか序盤のザコで、適切な箇所を攻撃するとこのように手足はおろか、頭も飛びます。当時のゲームとしては非常によくできており、ゴア表現としては『Postal 2』や『Soldier of Fortune II: Double Helix』などと並んで当時としてはトップクラスだったように思います。そしてゲームプレイに絡んでいたような気も。

主人公はたしか初期に拾うか持ってたかでM1911(拳銃)を持っていて、それを使って頭を吹き飛ばすこともできます。チュートリアル的な感じ。まず、フロムのRPG世界に近代の人間が迷い込むという点が非常にポイントが高かった。

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そして、『King's Field』シリーズの神秘的な表現や、前作『Shadow Tower』の底知れない不気味さを融合させたような心から不安になるグラフィックデザイン。

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『Bloodborne』を初めてプレイした際には、「あ、『アビス』と同じところを刺激されてる」と思ったものです。本作ならびにフロム過去作品が『Bloodborne』に影響を与えたかは定かではありませんが(インタビューで宮崎さんがなんか言ってた気はするものの、ソースを探すのが眠くて辛いのでごまかす)なにか脈々と受け継がれている闇を感じます。

近年の作品における幅広いレベルデザインももちろん大変ありがたく遊んでいるものの、「ただただ深く、深く潜っていくフロム」も恋しいなあ、と思ってしまったりします。

またあした。

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