お年寄りと触れ合いたい | 森田一郎の毎日戯文 #200,201
ドーモ、記念すべきかもしれない第200回を合併号にまとめる森田一郎です。
最近、千鳥の「相席食堂」を観ていて気づいたことがあります。
私はお年寄りと接するのが好きなのです。
70、80代の方々は当たり前ながら70年から80年という年月を過ごしていらしたわけで、そうした時間をかけて醸成された人間性というのは大変興味深い。
そして、Web上だと10歳の少年も80歳のお年寄りもわからないわけで。例としてWeb上で「この方は10代かな」と思うような投稿を見かけたら、心が非常に青々しく若々しい40代50代の方だったというケースは(とくにTwitterで)しばしばあります。いずれにせよ所作や喋り方からにじみ出る人間性を示し合うのにデジタルなやりとりは向いておらず、お年寄りと直接語らいたい思いがメキメキと募っております。
特にお年寄りが少年少女のような溌剌さを見せる瞬間というのが森田は大好きであります。大人は老人に近づいていくにつれて、子供に戻っていくのかもしれません。
そして今になって思い返すのが、ややトゲトゲしかった曾祖母のことです。
なんだかあまり機嫌のよいところを見た覚えがなく、特に晩年に近づくにつれてトゲトゲしていった覚えがあります。あれは今思えば、老人の偏屈というより、反抗期の少女のようでした。
今ひいお婆ちゃんが存命であったなら、私の接し方もかなり違ったでしょう。
人間の年輪の尊さというのは、なかなか若い頃には気付かないものです。
またあした。