逆に考えてみよう(コズミックホラーなど) | 森田一郎の毎日戯文 #131
毎日戯文とは
ドーモ、森田一郎です。
昨晩から現在にかけて寝られているような寝られていないような感じでいい感じに脳の軸がブレているので、このままなにか出力してみようと思います。
コズミックホラーをご存知でしょうか?ご存知のていでお話を進めさせていただきます。ご存知ない方はこう、クトゥルーとかでぐぐる前にまず青空文庫でラヴクラフトをぜひお読みください。
さて、コズミックホラーを逆から攻めます。コズミックホラーとはもうなんか宇宙の恐怖の化身みたいなやつがこう、情報としてだったり実態として矮小な人間であるワイ小生に接触してくるのがすげえ怖いわけです。宇宙のこと考えると怖いですよね?宇宙の熱的死とか。偽の真空の崩壊によって知覚できないうちに即死するのとか。こわいよお。こわいよお。
さて、その逆を考えてみても怖いのではないのでしょうか。とにかく極度に日常的なものを考えてみましょう。えーと。普段はいてるパンツとか。バスタオルとか。床に落ちてる抜け毛とか。そういうものが、ええと、宇宙的になるわけですから。えー、
抜け毛が……宇宙の果てまで飛んでいく?普段はいてるパンツが……宇宙の無慈悲な法則の化身になる?バスタオルが……銀河団レベルのサイズになる?こわいよお。こわいよお。うおお。いまいちよくわからないよお。
では、では、逆に、アレだ、えーと。何が怖かったっけ。今までプレイしたなかで一番怖かったゲームなんだっけ。Devotionかな。いや、いや!あれだ!SIRENだ!
SIRENはアレだ、何が一番怖かったって、まあ結局コズミックホラー的な要素もあるんですけれども、敵の視界をジャックして様子を伺うというのが怖かったので、これを逆にしてみましょう。
敵が自分の視界をジャックしてくる。おお、こわいよう。こわいよう。普通にこわいよう。でも怖いかどうかは視界をジャックされている自覚があるかどうかに大きく左右されそうです。
視覚がジャックされている感覚がある方が、やはり怖いような気がします。「あ、見ているものが見られてる!」と思ったら迂闊にへんなものを見れませんし。いつもへんなものばかり見ているので。ヘヘッ、しいやせんね。まあ、そうでなくても見るものに非常に気を使います。こわいよお。
一方で、自覚がない視界ジャック自体は認知しようがないので怖くはありませんが、「自覚がない間にジャックされる」という事実を知るとこれまた地獄です。自覚があるより怖いかもしれません。疑心暗鬼というのは恐ろしいものです。こわいよお。こわいよお。
いや、でも実際、われわれのWeb上での行動ってそんな感じで見られてるのかもしれませんね。こわいよお。
またあした。