新築を整える#8 面陳列の絵本棚を作る
壁のサイズぴったりの絵本棚を作りました。3歳児が簡単に本を出し入れできる面陳が特徴。では、作り方と悩んだ点をまとめます。
課題:壁(クロス)に立て掛けずに面陳を実現する
当初、妻から提案されたのは、L型の棚板を垂直に取り付け、壁に本を立てかける形でした。しかし、子どもが毎回クロスに立てかけるのは、傷や汚れの恐れがあるため、壁に付けずに面陳できる本棚を検討しました。
案として、棚板を10-15°程度傾斜させ背板にもたれさせる形を提案。ただ、妻からは厚い本や大判の本が落ちてしまう恐れがあるのではないか?と指摘があり、角度の検証も兼ねて、端材で試作を作りました。
15°では、かなり傾斜しており、本の厚みがギリギリ。半分の8°にまで起したのもが次。
8°では、本の座りが安定しました。意外と木が滑り止めになり、前方に滑り落ちていきません。視線の抜けと、大型の本に対応するための背板は、5cm開けて設置。さらに、2*4材から、1*4材に変更。
ホームセンターへ材料を調達
購入したのは、次の通り。SPF材は、反りと、樹液が出ていないか、節が多くないかを慎重に見て購入しました。高級感のあるレッドシダーも検討しましたが、妻は明るい色が好みとのことで、安価なSPF材を選びました。
ラブリコ ¥1,760(2個)
デッキビス (呼び径5.5*長さ90mm): ¥748 x 2
サンドペーパー (2セット): ¥88 x 2
120番と、仕上げの400番
ピット: ¥648
ビス用の四角いビット
コンパネビット: ¥898
ダボ穴用のビット、10.5mm
SPF 2*4 (2枚): ¥950 x 2
SPF 1*4 (10枚): ¥298 x 10
丸棒: ¥178
ダボ穴用
合計で、1万円程。SPF材は、横幅(1700mm)と、天井高からラブリコ金具分を差し引いた値(2200mm)に加工してもらいました。
組み立て:所要時間は3時間掛からない程度
SPF材の表面を400番で整える
木材に棚板の位置を鉛筆で書く
2*4材の柱を立てて、その間に棚板を渡していく
下穴を開けて、ダボ用の穴を開けて、ネジを入れて固定
中央を止めたあと、上端、下端の順で止める
ダボを入れて、表面にサンドペーパーをかけて完成
完成した本棚がこちら。5段の面陳のみ。床からは、120mm開けてロボット掃除機が入れるようにしてあります。
棚板の固定は、ビス2つのみ。棚受けは無しです。そのため、強度を加味して90mmと長めのビスで止めました。7冊*150gで、1kg程度の荷重を想定しています。
ダボ穴を埋めて、表面を削って均すと、かなり見た目は良い。満足。ラブリコ白と、巾木の色がピッタリ。
娘がスッと本を置くと、一発で固定される。多少雑においても、落ちない。
まとめ
試作(プロトタイプ)を作り、実際に本を置いて確認した上で、実装に入れた点は良かった。図面上だけでは検証しきれないことや、妻とのイメージの齟齬が無く、完成まで持って行けた。妻の満足度は高く、100点頂けたのでこれにて終了。
最後に、25Nmの電動インパクトドライバーは流石に下穴は必須で、節があると入っていかない。普通の電動ドライバーが欲しい。
今回頑張ってくれた、早回しや、家具の組み立て用に買った低トルクで扱いやすいペン型インパクトドライバ。
今回使用したLABRICOのパーツ。カインズでもAmazonと同じぐらいの価格でした。