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『里恋詩くて・・・熊野・高野』紀伊を愛した怒涛詩人さとちゃんを忘れない【349】

さとちゃんがYahoo!ブログに書き残した詩や文章そしてさとちゃんの紀伊の山里の暮らしを愛する心を記憶するためにブログ『里恋詩くて・・・熊野・高野』の全記事(2935)にコメントをする

さと川柳記 2009/11/1819:25

● 一郎

○秋深し軒の葛が恋してる
●美男美女
 その名が付いた
 さな葛
 万葉集に
 鎌足の歌

○秋深し恋しきままの彩で往く
●旬のズレ
 暦を追って
 彩が往く
 晩秋遅れ
 早初冬なり
 
○秋深し隣りもサンマ焼いている
●霜月の
 半ばにやっと
 サンマ焼く
 サバもイワシも
 手が出ぬ私

○秋深しきみの名を呼ぶキジがいる
●二つ下
 彼は私を
 父さんと
 呼んで甘える
 その関係は

○秋深しリュックの中に柿一つ
●スーパーで
 売れないほどに
 熟れ過ぎて
 半額セール
 その柿狙い

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