51歳で実現!英検1級への長い道 ⑮時代はバブル突入!ああそれなのに
梅雨のない北海道から、湿度の高い京都へ――。
金閣寺から徒歩7~8分の学生集合アパートで
4畳半1室、風呂なし、共同トイレ(汲み取り)
家賃1万4千円でスタートした大学生活。
なんか夢見ていたイメージとは違うなぁ……。
わが家の息子と娘(20代)にこのキビしーい
住環境についてビンボー自慢をすると
「昭和ってどんな時代なの……ありえない」
80年代を知らない彼らは誤解している。
父親の時代、大学生はみなビンボーだったと。
大学入学は1985年(昭和60年)。
バース・掛布・岡田が打ちまくって
阪神タイガースが初めて日本一に。
道頓堀にカーネル・サンダース人形が
投げ込まれたあのクレイジーな年だ。
1986年(昭和61年)、1987年(昭和62年)
1988年(昭和63年)、1989年(昭和64年、平成元年)。
DCブランドに身をつつんだ若者たちが
キラキラとしたキャンパスライフを謳歌していた。
翻って、ICHIRO57の学生生活は……。
世界文学、日本文学の名作を読破しなければ。
(当時流行していた)ニューアカデミズムも
しっかりカバーして思想を語らねば。
小説を書き上げ、文学の新人賞に応募して
「学生作家」デビューしなければ。
とにかく、焦りまくっていた大学時代。
ぼんやりとイメージしていた
サークル、バイト、レジャーもろもろ
学生らしい日々をある程度楽しんだのは
1回生くらいで、後はラブユー貧乏。
あれ……やること多すぎて英語をやる時間がない……。
(続く)
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もちろん帰国子女ではなく、
海外在住はおろか短期留学の経験すらない、
いわゆる「生粋のド純ジャパ」。
そんな昭和のオジサンが悪戦苦闘しながら
51歳で英語検定1級に合格する道のり。
勉強法や試験本番の情報も参考になれば嬉しい限り。