51歳で実現!英検1級への長い道 21 やっぱり背景知識って重要なんだ
香港の観光中にバスの中で読みふけった英字新聞。
いわゆる4技能(読む・聞く・書く・話す)の中で
個人的に最もまともな能力は「リーディング」。
とはいえ、もともと日々の生活の中で自然に
英語と接する機会が少なく、英語は「勉強するもの」。
自然に手にとって、自然に読み始めて
自然に理解して、自然に感想を抱く。
こんな自然な感じがあまり得意ではなく
(実は英検1級ホルダーとなったいまでも)
本来は、旅の途中に英字新聞は要気合。
それでも、メジャーリーグ史に残る大打者、
トニー・グウィンの記事をスイスイと
理解しながら読むことができたのは
もともと彼に関する情報、知識が
野球好きのICHIRO57にあったから。
NY TIMES等と比較すると全体に平易で
文章が素直ということもあるとは思うが
トニー・グウィンが子どもの頃から
父親の指導で技術を向上させてきた、という
詳細なレポートを楽しむことができた。
日本語でも基本的に同じだと思うけれど
話題に関する知識、情報がゼロの場合
文意を即座に、そして的確に把握する、
会話の内容を聞き取るなんて芸当は
なかなか出来るものではない。
例えば医学に関して門外漢の人たちは
学会で研究者が専門用語を使って
展開するプレゼンテーションを
(日本語での発表であっても)
その場で理解するなんてまずムリ。
「背景知識の重要性」は30年後また実感することになる。
(続く)
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もちろん帰国子女ではなく、
海外在住はおろか短期留学の経験すらない、
いわゆる「生粋のド純ジャパ」。
そんな昭和のオジサンが悪戦苦闘しながら
51歳で英語検定1級に合格する道のり。
勉強法や試験本番の情報も参考になれば嬉しい限り。