
51歳で実現!英検1級への長い道 86 3つめの質問に対処する気力がない
可能な限り時間は稼いだつもり。
しかし、2つめの質問が終わっても
まだ終了を知らせる合図はない。
とっくに限界を超えていた耳と脳が
さらなる質問を拒絶するように働かない。
(3つめの質問は日本人から受けたからこれは4つめ?)
「◎▶□※◆!÷≠◇●▷?◎▶□※◆!÷≠◇●?」
ネイティブの英語が何だか耳のそばを通りすぎ
断片的にしか情報がインプットされてこない。
これは…マズい。せっかくここまで粘って
ひょっとして及第点かもしれないのに。
頑張れ、ふんばれ、もうひと息だ。
心の中で必死に自分を鼓舞して
いま目の前にある苦境を乗り越えるべく
必死になって会話を継続しようとする。
取り合えず “Could you say that again?”
「◎▶◇●▷?◎▶□※□※◆!÷≠◇●?」
今度は少しパラフレーズして
質問を繰り返してくれたのだが
マズいことに英語が頭の中をサーっと
通り過ぎただけで何一つ意味を把握できない。
マズい。非常にマズいぞこれは。
(続く)