51歳で実現!英検1級への長い道⑪ 「でる単」前に連想記憶術
高校2年の秋から冬にかけて、大学受験に向けた勉強は
質量ともになかなか充実したものになった、と記憶している。
前述したとおり、昭和の受験生必須の『試験に出る英単語』は
何週も繰り返したおかげで、高校3年冬の大学受験時には
おそらく8~9割はマスターできたのでは?
細かい記憶を辿れば、このあまりにも有名な単語集を
初めて手にした(たぶん)高2の夏、適当にぺージを開くと
ほぼ未知の単語がズラリと並んでいて腰が引けた。
やみくもに端から端まで念仏を唱えるように繰り返しても
わずか1ページにもかかわらず、記憶の定着率はかなり低い。
どうすりゃいいんだ……と暗澹たる思いにとらわれたとき、
いわゆる「合格体験記」で目にしたのは
東大文Ⅲに受かった女子のアドバイス。
「少し邪道に感じるかもしれないけれど」と前置きしながら
推薦していたのは「でる単」と同じ出版社の『英単語連想記憶術』。
「A」abandon/あ、晩だと勉強捨てる
「O」orphan/王ファンの孤児
「S」suicide/秀才どうして自殺する
以上はほんの一例。バカバカしいほどのこじつけ例文が
10代のやわらかい頭にスーッと飛び込んできたのかも。
邪道(?)なこの1冊を何周か通した後で
「でる単」を開くと、うれしいことに1ページの中で
4~5割は「見たことある」「知っている」単語があり
精神衛生上も大変助かり、これならいけるかも!?と
くらいついていく下地になった……というお話。
あまりカッコよくはないけれど。
(続く)
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もちろん帰国子女ではなく、
海外在住はおろか短期留学の経験すらない、
いわゆる「生粋のド純ジャパ」。
そんな昭和のオジサンが悪戦苦闘しながら
51歳で英語検定1級に合格する道のり。
勉強法や試験本番の情報も参考になれば嬉しい限り。