「警報」という話

「警報」という話

隣国が戦争しているときの警報ほど不安なものはありません。

平和を祈りつつ、少し考えてみましょう。

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ようこそ。門松一里です。静かに書いています。

"という話"は、調査資料（エビデンス）を使った「思考の遊び」――エンタテインメント（娯楽）作品です。※虚構も少なからず入っています。

※本当はノワール作家です。

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「警報を無視して死ぬより、誤報を真に受けて生きているほうがましよ」

「警報を無視して死ぬより、誤報を真に受けて生きているほうがましよ」

神林長平『敵は海賊・短篇版』（早川書房、2009年）「わが名はジュティ、文句あるか」P129

ついこのあいだまで「警報なんていつの時代だよ」でしたが、現代です。

ロシア連邦は #世界観戦争 を行っています。これは #絶滅戦争 です。

戦争は経済的な破綻からやむなくするのが一般的ですが、思想的な戦争をしてしまうとどちらか一方が完全に降伏するまで終わりがないのです。
※この場合の「完全に降伏」とは滅亡（皆殺し）です。

我が国は、ロシア連邦だけでなく朝鮮民主主義人民共和国や中華人民共和国からも核の脅威があります。

対するは、日本国と大韓民国と台湾（中華民国）です。

いつ戦争になっても不思議はないのですが、つい最近まで「ずっと平和な日が続く」と多くの日本人が本気で信じていました。

ですから、常に危機感をもっていると、気違い扱いされました。

どうでしょう。

このうちのどの国でもいいですが口火を切れば、必ず日本国は戦場になります。

だからこそ、戦争を抑止するために、仮に戦争になった時でも速やかに停戦できるように、相手の思想（歴史）を学ぶ必要があるのです。

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イリオス（トロイア）の王女だったカサンドラは美しく知性もあったので、予言の神であるアポロンから求愛され予言の力を授かりますが、アポロンの愛を拒絶しました。予言は神の力であるため取り消せないので、怒ったアポロンは「カサンドラの予言を誰も信じないように」という呪いをかけました。

カサンドラは「トロイアの木馬を市中に入れれば破滅する」と予言しますが、誰も信じてもらえません。#トロイの木馬

結果、トロイアは滅亡します。

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警報は予言のような不安定なものではなく、物理的な驚異に対しての明確な警告です。

誤報なら笑うだけのことですが、そうしたこともできない人のために訓練があります。

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私が東アジアの歴史をどうして無料で書いているかというと、そうしたことが必要だからです。

力で屈服させることが正義であるロシア人は、力の使い方を学ぶ必要があります。
（ロシア人同様に権力に反抗的なウクライナ人は、自分たちが権利をもつ必要があります。）

千年近く内乱だったので他人を信じない日本人は、公共の福祉を充実する必要があります。家族でなくても助ける公共が必要なのです。

儒教の国である中国大陸や朝鮮半島の国の人は、専制主義から脱却し経済的な民主主義国家になる必要があります。