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「PCの違和感」という話
「PCの違和感」という話
Windows 10を使っていて、多少違和感が……。
何か動きに機敏さがなくなっていくのです。
「そろそろ時期かしら? ……やっぱり」
〈Windows 10のサポート期限が2025年10月14日〉
サポート期限の一年前になると、だいたいこうなります。
Microsoftから(静かですが)「OSといっしょにパーツを買い替えろ」とのお達しです。
Appleはその点はっきりしています。
OSが更新されなくなります!
(こちらは「本体ごと買い替えろ」です。)
個人が使う分には(コンピュータウイルスに感染しても)自己責任ですが、事務所で使うとなるとウイルスをばらまく訳にはいかず、買い替えとなります。
こうした買い替え促進を蛇蝎(だかつ)のごとく嫌う人がいますが、向こうも商売です。
「良いものだから長く使いたい」――それは分かりますが、結局メーカーが窮(きゅう)するだけです。
たとえば、富士重工業株式会社(現:株式会社SUBARU)がつくる自動車はとても性能がよかったのですが、結局トヨタ自動車株式会社に助けられることになりました。
「どうして織機屋(トヨタ)なんかに」
という人(スバリスト)もいました。
けれど、買い替えず紹介も広がらないのであれば、商売としては悪手となります。
話はそれますが、トヨタを悪く言う人がいますが、世界を代表する会社であることは間違いありません。
本田技研工業株式会社のある人が、社内に安全に関する資料がないので自動車の業界団体に聞くと「トヨタにあるよ」とのことでした。
日本でエアバッグを最初に完成させたホンダでさえ存在しない資料が、トヨタには十年前にはあったという事実です。
だいたいのことは先駆者が試しているものです。
*****
買い替え時期もあり、事務所のWindows PCを売却することにしました。
どうして?
〈理由その1〉
Windows関係の仕事の終了から五年経ったので、これらのサポートが不要となったからです。
「律義(りちぎ)にそんなことをしなくても」と思われるかもしれませんが、業界は狭くまた同じ人と顔を合わせる可能性が高いからです。
それに、新規の案件をするとしても、今のような自作機では高くついてしまうからです。
円高の影響もありますし、私個人がいつまでも趣味でメンテナンスすることもできないからです。
メーカーのメンテナンスパックのほうが断然、安くなります。
結果、これで私の趣味が一つなくなってしまいました。
そういえば眼病を患(わずら)うまでは毎年のように車を替えていました。
今ではもうそんなことをする人は少なくなりましたね……。
*
〈理由その2〉
自作PCなので、期限前の今売ったほうが(多少なりとも)高く売れるからです。
とはいえ、PC機器など一年で完全な中古です。
レトロで飾ることはあっても、それで仕事はできません。
まあ二束三文です。
という訳で、各種オークションやメルカリなどで売ってみました。
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自作PCはそのままでは売れません。
趣味のものですから、その用途に適しています。逆にいうと、そんな設定は不要です。
ですから、分解して清掃後、それぞれパーツごとに分類して、出品することになります。
一番最初に売れたのが、グラフィックボード/ビデオカードですね。
すぐに付けられますから。
CPUクーラーも簡単に交換できます。
CPU本体を換えて、スピードアップするのも手です。
メモリの容量を変えると段違いに速くなります。
それに比べてマザーボードの売れ行きは芳しくないですね。
叩き売りました(笑
なかなか売れず、結局いくつか残ったのは電源ユニットとPCケースでした。
なかなか交換するものではありませんからね。
というか、PCケースが一番場所をとるので、どうにかしてほしかったのですが……。
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さて、売れたお金がどうなったかというと、日ごろ食べられない高級食材を買ったのでした。(了
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