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「見た目で判断しないのは浅はかな人間だ」という話_24506

「見た目で判断しないのは浅はかな人間だ」という話

“It is only shallow people who do not judge by appearances. The true mystery of the world is the visible, not the invisible....”

Oscar Wilde “The Picture of Dorian Gray”

緑内障の目薬で睫毛(まつげ)が伸びるそうです。

確かに伸びます。けれど、薬には作用があれば副作用もあります。
医師の処方なく、安易に使うものではありません。絶対に。

そんなイカサマをやっちゃあダメなんです。

まず、目のまわりに色素が沈着して、黒くなります。
瞼(まぶた)が皺(しわ)くちゃになります。
多毛が厄介で、瞼や目の下にも毛が生えてきます。

およそ美容効果はありません。

東野篤子先生も病から使われているそうですが「緑内障の目薬で多少まつげが伸びても、いいことは全くありませんでした」とのことです。
cf.
緑内障の目薬とまつげ|東野篤子 #note
https://note.com/higashino_atsuko/n/nad6d0e1f5c17?sub_rt=share_pw

あるていどの費用を使えば、美しくなるのは事実です。

しかし、素人が安易に医薬品を使うのは、厳に慎まなければなりません。
やっちゃダメあなんです。

日本語には身体を表現する言葉に「姿」があります。これは何かしらの服を着ていないと成立しません。

『源氏物語』の光源氏の美しさの表現に容姿はありません。

気品の美しさはその身なりや動作から生まれてくるものです。

確かに生まれもった美醜はあるでしょう。

ただ、それ以上の何かを求めることが優先されます。

好きな人を外見だけで判断するのであれば、事故事件で容姿が変わったらもう愛せないのでしょうか。

手や足がなくなったら義手義足があります。

アル・パチーノ「だが、本当に悲惨なのは……魂を壊された者だ。壊された魂に義肢はつかない」
映画『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』

よく考えて行動しましょう。そうしたイカサマはよく観られていますよ?

オスカー・ワイルド「見た目で判断しないのは、浅はかな人間だ。世にある真の不可思議は目に見えるものであって、目に見えないものではない」

“It is only shallow people who do not judge by appearances. The true mystery of the world is the visible, not the invisible....”

Oscar Wilde “The Picture of Dorian Gray”

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門松一里
ご高覧、感謝です。 サポートによる調査資料(エビデンス)を使った「思考の遊び」――エンタテインメント(娯楽)作品です。 ※虚構も少なからず入っています。