「第五次中東戦争」という話-中東問題2
「第五次中東戦争」という話-中東問題2
ハマスの自爆テロから第五次中東戦争が始まりました。#嘘
中東問題の本質は宗教問題ではなく、政治的な不動産問題です。#blackjoke
平和を祈りつつ、少し考えてみましょう。#千里同風
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ようこそ。門松一里です。静かに書いています。
という話は、調査資料(エビデンス)を使った「思考の遊び」――エンタテインメント(娯楽)作品です。※虚構も少なからず入っています。
※本当はノワール作家です。
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〈第五次中東戦争 #嘘〉
どうしてハマスは出口のないテロを行ったのでしょうか?
それは、自爆テロだからです。
近年の中東は、パレスチナから離れたところを問題としています。
各国とも経済的なことで頭がいっぱいです。
「もう不動産を問題としたくない」という意見です。
結局、土地を奪っても一文にもなりません。
観光で儲けるということは考えられますが、莫大な富をもたらすようなものではありません。
もう誰もパレスチナに関心をよせていません。
見捨てられたパレスチナの過激派が考えたのが、今回のジハードです。
これでハマスが解体されようとも、一矢報いたという感覚でしょうか。
それで何千人も亡くなるのですから、いたましい限りです。
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〈宗教的歴史観〉
不動産問題の前はどうだったでしょうか。
アブラハムは年老いて生まれた嫡子イサクを生贄にせよと神に命じられ、アブラハムがイサクを殺めようとします。#イサクの燔祭(はんさい)
嫡子イサクはユダヤ人の祖ですが、アブラハムにはもう一人、非嫡出子イシュマエルがいます。
庶子イシュマエルはアラブ人の祖と考えられています。
アブラハムの妻サラはもう子供ができないだろうと、若いエジプト人の女奴隷ハガルを夫の床にやります。
そのあとに、嫡子イサクが生まれます。
そうなると、長男であっても庶子のイシュマエルは用無しです。#ラフランス
(なお、ラ・フランスは追熟して食べます。)
サラは、母ハガルとともにイシュマエルを砂漠に追放します。
神の加護によってイシュマエルとハガルは助かります。
※奴隷の子として生まれたイシュマエルも奴隷となるはずですが、メソポタミアの法によって奴隷の主人のサラの子となりました。
まあこのころから仲がよくなかったのです。
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より言えば、ノアの箱舟で有名なノアにもユダヤ人とアラブ人の祖先が登場します。
ノアにはセム、ハム、ヤペテがいます。
セムの子孫はユダヤ人になりました。
ヤペテは白人の祖先だと考えられています。
ノアが酔って醜態をさらしたのを笑ったハムは、ノアに追放されてしまいます。
セムとヤペテはノアを介抱したので、祝福されました。
追放されたハムの子孫がパレスチナ人と言われています。
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他にも、ダビデとゴリアテの話があります。
古代イスラエルの少年ダビデは投石で、ペリシテ人の巨人ゴリアテを倒します。
ペリシテ人はのちのパレスチナ人です。
初代イスラエル王サウルが戦死したあと、ダビデはイスラエルの王となりペリシテ人を退けます。
ダビデの子ソロモン王の時代に、イスラエルは最盛します。
だいたい紀元前一千年くらいですから、今から三千年も前の話です。
神話の時代の話をしたら、話は終わりません。
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だいたい、アブラハムの宗教の神がイスラエルの民に「エジプトの川からユーフラテス川までを与える」と約束してしまったのが原因です。
ベンヤミン・ネタニヤフの政党リクードの党是は「約束の地を取り戻す」です。
そりゃあ入植は止まりませんよ。
だって『聖書』に書いてあるのですから。
問題は『コーラン』にも書かれていることです。
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もちろんこうした『聖書』や『コーラン』に書かれているからといって、それを現実にするのは不条理です。
けれど、それぞれの信条とすることもまた確かなのです。
ご高覧、感謝です。 サポートによる調査資料(エビデンス)を使った「思考の遊び」――エンタテインメント(娯楽)作品です。 ※虚構も少なからず入っています。