時代の変化
ザ・ハイスクールヒーローズというドラマが今放送されています。
どこのテレビ局で何時から放送されているかは分かりませんが、日曜日になるとスマホアプリに更新の連絡が入るので多分土曜日のどこかの時間だと思います。
私の幼少期には、テレビを観る時放送時間に合わせてテレビの前に座りチャンネルを合わせない事にはテレビは観る事ができませんでした。
時代とともに白黒テレビからカラーテレビ、リモコン操作のできるテレビやビデオデッキが世の中に出てきて、凄いな、欲しいな、という気持ちが常にありました。
時代は進み、インターネットの普及とスマホの発明によりテレビは時間を気にする事無く、見たい時に見たい番組が見られる様になりました。
私の子供の頃にゴレンジャーという戦隊ヒーロー物の番組がありました。
五人五色のヒーローが悪の組織と戦かう内容で、その構造は今も変わらない様です。
ザ・ハイスクールヒーローズにもゴレンジャーの赤色が出てきます。
赤色はいつも主人公の妄想の中で出てくるのだと思いますが、主人公にアドバイスをします。ただ、出てくる時や消える時には少し緩慢でコミカルな動作が入ります。
そこには懐かしさと同時に老いという現実を見せつけられている気持ちから、そういう歳になったのだなとしみじみ感じながら見ております。
この、ザ・ハイスクールヒーローズには六人六色のヒーローが出てきます。
私の見ていたゴレンジャーでは五人五色で桃色が女性でした。
今回のザ・ハイスクールヒーローズでは桃色には、ジェンダーの悩みを持つ男の子が変身をします。
最初、赤色のリーダーが仲間を集める中で桃色は女性だと言い、ジェンダーの男の子の存在を認めず加入を勧める事すら無かったのですが、行動を一緒にする中で、相手を理解し一緒に戦う仲間になってもらいます。
職業柄かもしれませんが、この桃色の回ともう一つ、銀色の回は結構お勧めです。
昔のヒーロー物は正義が悪の組織に勝つというだけというシンプルな構造だった気がしますが、今のヒーロー物には社会的な背景を織り込み、更に登場人間の成長を描く要素が随所に入り、大人でも十分楽しめる内容に変化してきている様に感じました。
私の好きな漫画家の風間やんわり氏は既にお亡くなりの方ですが、彼の描いた四コマ漫画のファイバー戦隊というヒーロー物がありました。
ヒーローが欲望に突き進む人間臭い姿や、悪の組織の構成員が織りなすハートフルな人間関係を描いた内容で、かなりふざけた内容でしたが、どこか考えさせられる内容であった事を思い出しました。
時代と共にいつの間にか多くの変化に慣れて変化に気が付かない私が居ます。
ただ、変化に気が付いた時には、過去を知っている分楽しめるのだと思います。
今までのおかげ様で今がある事は間違いないと思います。