お客様に選ばれる【一流の仕事に共通する、“想い”と“細部へのこだわり”】
明けましておめでとうございます。
昨年に引き続き、お読み頂きありがとうございます。
2020年、社会は大きな転換期を迎えました。
必要とされる企業・人が生き残り、
そうでないものは淘汰される、
そんな時代になりつつあるのではないでしょうか。
「この時代を生き残れるのか...」と不安な方もいると思います。
“正しい考えを持って成長しましょう”
私はこの言葉を社員に向けて常日頃から伝えています。
先行きが不安な時は、
誰しも目先の成果ばかりを求めて行動してしまいがちです。
ついつい自分のことばかりに気を取られてしまったり、
大切な価値観や信条を忘れてしまったりします。
特に入社して間もない人たちは、
「真っ先にスキルを磨いて成果をあげよう!」
と考えている人も多いのではないでしょうか。
もちろん、スキルを磨く事はとても重要です。
例えば、料理の世界の話だと、
味が美味しくない料理店は繁盛しませんよね。
しかし、味だけが美味しくても
店員の態度や振る舞いが悪ければ人気は出ません。
一流料理店は味が美味しいだけでなく、
きめ細やかな気遣いやサービスも徹底しています。
お客様の為を想い、おもてなす心があるからです。
つまり一流を目指すには、
味とサービスどちらか一方、というわけにはいきません。
お客様の為に、何を提供すればいいのか?
としっかり考え、そのお客様の為に努力しているからこそ
「一流」と認められるのではないでしょうか。
成果の大きさは考え方によって決まる
今回は、成果を出すための方程式を紹介します。
成果=考え方×努力×能力(センス)
私たちの会社では特に「考え方」を大切にしています。
なぜなら年齢や経験に関係なく、すぐに取り入れることができ、
成果の大きさを左右する重要な要素だからです。
これはアイスバーグ理論の「氷山の一角」の例えにある
営業成績など目に見える成果・結果というのはほんの一部で、
水面下の見えない7割の部分の大きさで成果・結果の大きさが決まる
という概念に基づいて考えています。
参考文献:成長マインドセットー心のブレーキの外し方 – 吉田 行宏 (著)
例えばいくら努力をして、高い能力があったとしても、
考え方がマイナスだとすると、結果は全てマイナスになりますよね。
この方程式はどの職業にも共通して当てはまります。
高い能力を持ち、努力をしているのであれば、
それをどのように使うかはあなた次第です。
どの世界でもディテールにこだわる仕事が評価される
出発点さえ決まれば、
あとはその仕事をいかに細部にこだわってできるかが重要です。
ドイツの美術家や建築家から生まれた
「神は細部に宿る」という有名な言葉があります。
「細部にこだわった丁寧な作品には、作者の強い思いが込められており、
まるで神が命を宿したかのごとく、不朽の作品として、生き続ける」
この言葉は美術や建築だけに留まらず、様々な場面でも当てはまります。
例えば同じ食材を使って同じ料理をしても
"盛り付けが雑な料理" と "芸術のような盛り付けの料理"、
どちらが人の心を感動させるでしょうか。
当然、後者になりますよね。
ではその違いとは何でしょうか。
やはり、お客様を喜ばせたいという一点の「想い」でしょう。
一流と呼ばれる人たちはいかなる手抜きもしません。
スポーツ界ではあのイチローさんが代表的な例ですね。
バットへのこだわりは重さや形だけでなく、
移動の際には湿度まで管理するという徹底ぶりです。
参照記事:イチロー「驚異のルーティーン」に学ぶ - 文春オンライン
どの世界でも"一流の仕事"は必ず評価されます。
日頃から社員に伝えていることですが、
一流の仕事をするためには「自ら一流に触れること」が大切です。
一流を知らなければ、一流のサービスを提供することができないからです。
仕事の醍醐味として、
「誰のために、何のために、その仕事をするのか」
「自分の仕事にこだわりを持ち、いかに細部まで目を配れるか」
このような状況だからこそ、
私たちはこれを常に肝に銘じて仕事をしています。
仕事に誇りとプライドを持てる、こだわりのある人になりたいですね。
少しでもお読み頂いた方のお役に立てましたら幸いです。
本年もよろしくお願い申し上げます。
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