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欲望をコントロールする方法は、欲望に愛を加えること。
世間では一瞬の欲望にかられて失敗してしまう人が本当に多いですよね。
順風満帆だったアイドルや俳優、お笑い芸人、せっかくその世界で上り詰めたような人気者が、目の前の小さな自分の欲望に目を眩ませ人生を棒に振る。
メディアはそのような転落劇を面白がって連日報道しています。
自分は絶対にそんなことはしない。本当にもったいないな。そんな風にみなさんもニュースを見ていると思います。
なぜあの人が。そんな風に思う人も多いでしょう。おそらくその当人もそう思っているはずです。つまりなりたくてなっている人はいない、ということです。
誤解のないように言うと、不正や不貞、不法行為をした方を擁護するつもりは一切ありません。
有名人、芸能人などは、欲望に触れる機会も多く、欲望に駆られることも多いと思いますが、私たちの暮らしの中にも様々な欲望に駆られる場面はありますよね。
欲望に振り回されてしまう人も多いと思うのですが、欲望に振り回されるのではなく、「欲望をコントロールすること」が大切です。
今回の記事で伝えたいことは、
「欲望への適切な考え方を学ぶことで失敗しない方法」です。
私が実践しているウェルビーイング(幸福)経営の中で、取り入れてよかった考え方やノウハウを少しでも共有できたらと思っています。
読んでくださった方の少しでもお役に立てると嬉しいです。
欲望とは
「有名になりたい」
「年収1000万を稼ぎたい」
「異性にモテたい」
「美味しいものを食べ、思い切り買い物をしたい」
いきなりこれらの欲望を全て否定し、抑圧し0にするのは、仙人のような境地でない限り、並大抵のことではできませんよね。
特に私たちの会社はとても若い社員が多く、このような欲望を持つことは自然であり健全とも思っています。
ただ前述したとおり「欲望」は、コントロールせず間違った方向に使ってしまうと、人生を破滅させ、棒に振ってしまうくらいの力を持っています。
だからこそ元気とやる気に満ち溢れた若者にこそ、欲望の対処法とより良い使い方を学ぶ必要があると考えています。
私が新入社員に伝えていること
「欲望を無理に否定しなくても良い。無くそうとしなくても良い。ただし一つだけ条件があります。それは欲望に愛を加えることです。」
ここでの愛とは誰かのためを思うこと。
例えば、
「親に恩返しをするために」年収1000万を稼ぎたい
「〜を救うために発信力が必要なので」有名になりたい
「両親の誕生日祝いで」美味しいご飯を食べに行きたい
「〜〜の役に立つプレゼントを」買いに行きたい
そうすることでその時すでに「欲望」は「必要」に変わっていることに気づいていただけるでしょうか。
単なる自分の快楽や願望を満たすだけの欲望は誰の役にも立たず、さらに当然ですが、そのような欲望に協力する人はあらわれません。いるとすれば、おそらくその目先の欲望をうまく利用しようとする大人たちだけです。
*参照:過去記事
つまり結局、失敗する人は自分のことしか考えていない人がほとんど。そのように私は経験上、それを事実として認識しています。
逆に、誰かのための欲望であれば必ず協力者があらわれます。なぜなら他の人にも役に立つからです。そうして協力者が多く集まれば必然的にその目標が叶う確率も上がります。
つまり欲望に愛を加えれば、その欲望は必要に変わり、成功確率も上がるということです。
自分だけではなく誰かのために
自分の欲望にふりまわされるのではなく、欲望を認識しそれを誰かのために使うこと。欲望に愛を加えば、協力者もあらわれ、さらにそれが成功すれば、その先に、喜んでくれる人がいる。
単に自分の欲望だけを追いかけるよりも何倍もいいと思いませんか。
もちろん、なんでもかんでも愛を加えて正当化すれば良いというものでもありません。
失敗をしないために、そこで大切なのは抽象度です。
自分の欲望は自分だけではなく、より多くの人が喜ぶものなのか、必要とされているものなのか。その中に自分の利益が入っていても構いません。
要は、社会の役に立つものかどうか。そのようなより高い抽象度を自分の判断軸に取り入れることができれば、誤った判断をすることは格段に減り、失敗することはほとんどなくなると考えています。
自分だけの為に働くのをやめにする。目指すは「フツウの仕事の一歩先。」これを私たちの会社では目指しています。
そして、目先の欲に踊らされ人生を棒に振る人が一人でも減り、社会の役に立つ人が一人でも多く増えることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。