籠城
こんばんわ
熊本県の「籠城じゃ」ポスターが話題だそうです。
緊急事態宣言が出てからそろそろ1ヶ月。
外出自粛が続く今の現状は「籠城」に似ています。
でも、これを見た皆さんの中には
「なるほど、上手いこと言うやん」
と思う方もいれば
「いや、籠城って最後負けるやん」
と思う方もいらっしゃる気がします。
それぐらい「籠城」というのは負け戦の悪あがき感がある言葉だと思います。
#ぼくもそうです
そんなわけで今日は
籠城って何のためにするの?
ってところを考えてみました。
籠城=引きこもり?
籠城ってなんだかわかんないけど、とりあえず城に籠もってやり過ごす感じでしょ?
というイメージの方も多いと思いますが、それは違うらしいです。
籠城とは味方からの援軍である「後詰め」が来るまで耐えるという立派な作戦なんです。
国同士の戦いになった場合、攻める側の国はいきなりど真ん中は攻めれません。
まずは「支城」と呼ばれる国境近くの城から攻めて行きます。
もしあなたが隣の市を攻撃しようと思った場合、いきなり市役所は攻めれないということです。本当はその方が手っ取り早いんだけど、市境にある公民館とかが邪魔してきます。
どんな時に隣の市とバトルしたくなるのかは分かりませんが、そういうことです。
で、籠城を行うのはこの「支城」です。
つまり公民館です。
何をしてるかって言うと、本城からの援軍待ちですね。支城はあくまで支城ですから、攻めてきた敵を追い返す設備がありません。
公民館には役人はいません。しかし、ラジオ体操の設備は充実しています。#関係ない
そこで本城からの援軍が到着するまでの間、敵を国境で食い止める役割をするのが支城の仕事。それを「籠城作戦」と言います。
市役所行く前に公民館でラジオ体操でもしていけ!というわけです。#関係あった
つまり「籠城」とはデカい後ろ立てがある場合に初めて有効になる作戦なんです。
いまぼくたちが日々不安を感じてるのは
後ろ立ての存在が感じられないから、この籠城作戦に勝ち目を見いだせていないからだと思います。
そこで、熊本県の籠城じゃポスターにはなんの恨みもないし感動したんですが、ぼく個人的に提唱していきたいのはこちらの作戦です。
「悟空、元気玉じゃ」by界王様
リスペクト鳥山明
言わずと知れた少年マンガの金字塔、ドラゴンボールから。
籠城に後ろ立てが必要なのに対して、元気玉はみんなのパワーを集める必要はあるにしても現場では1人です。そして、元気玉を溜めている間は手も足も出ません。
まさに、自粛!圧倒的自粛!!
いまはパワーを溜める期間だと思おうということですね。
この自粛期間が終わればまたみんな日常生活が待ってます。
大嫌いな学校の勉強
残業だらけの会社
家族との時間がなかなかとれない
この1ヶ月で当たり前になってきてしまっている時間は、また非現実のものになります。
その時のために、家族や友人、はたまた自分から元気を集めておく。
それはもちろん、元気だけじゃなくても。
知識や経験なんかでもいい。
今は手も足も出ないけど、今溜めた元気がフリーザをやっつける必殺技になる。
それにしても元気玉って
センスの塊みたいなネーミング。
鳥山明先生、自粛ポスター書いてくれんかなぁ??
そしたら、それを後ろ立てに籠城も頑張れそうやけどね。