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大嫌いな父に宛てた感謝の手紙

MBさんのVoicyは
私のこと線に触れるものが多い。
彼の音声を聞いて
自分の過去の出来事や
感情が蘇ることがある。

今回はコレを聞いて思い出した
私のエピソード

大嫌いな父へ「ありがとう」を伝えたことが一度だけある。
そんな過去を思い出した話です。

結婚式のフィナーレ
両親へむけての「感謝の手紙」を読む
アレですよ!アレ!

御涙頂戴の演出って、なんだかしらけない?
ホントに必要?

先に結婚式をした友人に
「必ず手紙を書きなさい!」
描かねば必ず後悔する!
と怒られ気味にすすめられ
しぶしぶ書くことになりました。

母への手紙は…
台所に一緒に立ち
料理をしながら、日常のなんてことない会話から
日々の幸せを感じたり
料理をとおして母から伝えてもらったことなどを
手紙に書きました。
彼女との思い出は多いです。

対照的に父への手紙は…
筆が進まず、「もう!テンプレでいいや!」と検索して
それを、こねくりまわしたり
色々なテンプレを探しては
書いては消し、書いては消し
結婚式当日の早朝までかかってしまった。

嫌いな奴にこんなに時間をかけるのも腹立たしい!と思いつつ
小学校5年の時、父と近くの海に釣りに行った思い出を綴った。

全く釣れず、気づけば満潮になっていて
引き潮の時に渡ってきた道のりは
海水がぐんぐん流れ込んできていた。

父は私が濡れないように、
おんぶをして渡ってくれた
ことを書いた。

夢中になって釣りを楽しんだんだろうな
この親子は…
そう思わせる文章にできた…。

まあ実際は、
海水に浸かりながら率先して歩いて帰る父を
必死で追いかける私。
躊躇している私に気づき
そうか…
オマエなら、胸まで海に浸かるんだろうな
この高さなら…
しゃーない!とおぶってもらったのが現実。

大人だろうが、人間として未完成だ。
今になって思う
あの頃の父より私は年上だが
決して大人になれた気がしない。
(さらに思う、父がどれだけ幼稚な人間だったかと)

でも、感謝をせねばならぬ時は必ずあるのだから
言い慣れておこう。
感謝する自分が不恰好に見え、恥ずかしさが
感謝より勝りそうだったが、
「ありがとう」を伝えておいてよかった。
手紙を書くよう強くすすめてくれた
友人のメグちゃんにも感謝!

息子達にはカジュアルに感謝や愛を伝える人になってもらいたいから。

感謝の言葉を伝えることによって
自分の個性が分かる。
自分の特性がわかる。

伝える数が多ければ、自分象がくっきり見えてくる。

では私はどんな人物像なのか?
オリジナリティーがあり
節目でお礼を言える人物である。

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