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佐原散歩 (2023年6月24日)

夏の恒例、佐原での中堅看護師の方向けのリーダーシップ研修を終え、帰りの電車を待つまでの間、小野川沿いを散歩。

これも恒例の楽しみ。

佐原の市街地を流れる小野川は利根川の支流。両側には昔ながらの建物がたくさん残っていて、江戸時代に水運の集散地として栄えたことがよく分かる。

テレビCMでもよく目にする人気の観光地。成田から電車で30分なので、海外からの観光客の人たちがたくさん歩いている。

そして佐原は伊能忠敬の出身地。もちろん「忠敬橋」がある。

そしてこちらは「正上(しょうじょう)醤油店」の建物。

正上の創業は1800年。当初は食用油を売っていたけど、1832年からは醤油店に。店舗・土蔵は県の有形文化財になっているそうな。

この写真は正上醤油店のものじゃないけど…

こんな感じのでっかい扉を持つ土蔵が建ち並んでいるのをみると、江戸時代はさぞや栄えていたんだろうな。

とか思いながら、ボンヤリ歩く時間が楽しい。

このクッキー詰め合わせは、研修先の病院からいただいたもの
(甘い物好きだということが申し送られている様子)

そうした往事のにぎわいは、佐原の大祭夏祭りでも感じることができる。

この夏祭りは300年の伝統を持つ関東三大山車祭りの1つであり、ユネスコの無形文化遺産にも登録されているもの。

数年前、夏の恒例行事の研修を、このお祭りの日に合わせて開催してもらったときに見たことがある。でっかい山車が小野川沿いを練り歩く姿は圧巻かつ優雅で、何より粋で「いなせ」な感じで法被を着こなす、年配の親分の風格に伝統を感じた。

と、まあ、そんなことを思い出しながら、玉澤珈琲でコーヒー。

玉澤珈琲は、50年以上前の布団屋さんの建物をリノベーションしたおしゃれなカフェ。

中に入るとコンクリート打ちっ放しのモダンな空間にオランダ・ギーセン社の焙煎機が並ぶ。コーヒーは酸味の効いたフルーティな味わい。

店内営業は終わっていたので、テイクアウトで。

コーヒーを飲みながら駅に向かい、途中の「ほていや」に立ち寄って梨ゼリーを購入。

ほていやは、佐原にある老舗の和菓子&洋菓子屋さん。

店がまえはものすごくザックバランとしているけど、看板商品の「佐原ばやし」をはじめ、何を食べてもすごく美味い(っていうほどいろいろ食べたわけじゃないけど…)。

で、夏の時期限定で発売される梨ゼリーは、みずみずしい梨の味がしっかり感じられてものすごくおいしい。けっして忘れてはならぬ。

そんなこんなで駅に到着したら、油茂(あぶも)製油でごま油を買うのを忘れていたことに気づいた。

佐原の冬の恒例行事、中堅看護師の方向けの「職場でのリーダーシップ実践振りかえり研修」のときに買わねば。

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