スイス・モントルーでのギター合宿6
ジャック・ガーディナーのレッスン内容は主にインプロヴィゼーションをより多彩なものにするためのアイデアであり、ハーモナイズや一般的なメジャー/マイナーペンタトニックとは異なるペンタトニックを応用したアプローチ、それらを理解して使いこなせるようになるための練習方法でした。ここではそれらについては書きません。
フランス語圏でジョー・サトリアーニの研究家として有名なSaturaxも講師でした。彼はサトリアーニの曲を題材にしてギターの歌わせ方に特化したグループレッスンという内容でした。内容自体は初級者でも参加できるものなのですが、グループレッスンの進め方や教え方が受講生全員を巻き込んで興味深かったです。
レッスンはギターについてだけではなく、Princeのバンドでベースを弾いていたデンマークの女性ベーシスト、イダ・ニールセンによるファンクやグルーヴについての講義、アレクサンダーテクニークの講師による身体の使い方やマインドセットの講義もありました。
今回の合宿では学習者としての自分と同業者や教育者としての自分という2つの視点からレッスンを受けることができたのはとても有意義でした。
レッスンが終わってから講師と生徒、皆んなでの夕食も勉強になりました。
音楽やギターについて意見交換するのはもちろん、その他の芸術、社会や政治といった固い話から愚にもつかない話題までよく喋りました。
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