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3人以上での会話がしんどい
大勢でいることが苦手な僕です。
理由は、会話にうまく参加することができないから。
一対一で話している時はスムーズに会話のキャッチボールが出来ているのですが、3人以上になるとそれがうまくいかなくなります。
ボールをキャッチできなかったり、ボールを変なところに投げてしまったりすることがあります。
なんでこういった3人以上の会話の中で困難が生じるのか。
それは、僕の不注意、集中力のなさ、聞いたことの処理の難しさがあります。
一対一で話す場合は、言葉が交互に発生するので、聞くべき言葉に集中できる(相手の話が長いと集中が切れる)ので、スムーズな会話が成立するわけです。
しかし、3人以上の会話となるとどうでしょう。
僕は人の会話は川の流れのようだと思うことがあります。
イメージとしては、自分の目の前に川が流れていて、その川の上流から言葉が流れてきます。それを僕は拾い、認識し、その言葉に対する自分の言葉を考え、言葉を発することがてまきたす。
一対一で話す場合は川の流れは穏やかで、言葉も拾いやすいのです。
しかし、会話の中の人数が増えると、川の流れは急になり、流れてくる言葉も多く、そして、速いので、掴み取ることが困難になります。
僕にとっての会話の激流はディベートでした。
大学院にいた時に、研究会で様々な研究課題についての議論が日々繰り広げられていました。研究会に参加する学生や研究生、それから教授などを含めると十数人はいたと思います。
そこで、あちらこちら言葉が飛び交うわけです。聞いているだけで疲れます。博士課程ともなると的確な、且つ有益なな意見を求められるので、この会話の濁流に流されないように必死に耐えながらも、自分の意見をまとめ、発言しなければなりません。時々、いや、頻繁に僕はその濁流に飲まれ、溺死していたと思います。
大学生、社会人ともなると飲み会にも誘われますが、僕は基本行きたくないと思っていました。でも仕方なく行っていました。行ったところで僕がどんな思いをするのかはわかっていたからです。
飲み会が始まり、しばらくすると僕はぼつんとひとりでつまみをつっつき、おいしくもないお酒をちびちびと飲んでいます。
最初は輪の中に入って、頷いたり、そうなんだ〜、へぇ、とかなんとか言いながらやり過ごしているのですが、気づくと僕の周りには誰もいなくなっていることが多いです。
いまはコロナ禍で飲み会がないので、余計な気疲れをしなくて済んでいます。
でも飲むことは好きなんです。
美味しいものも食べたいし。
行くなら2人か3人ですね。
それが僕が楽しく過ごせる限界の人数です。