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ヴェネツィアビエンナーレの予習をすることの大切さ/一日一微発見329

90年代の終わりからずっとヴェネツィア・ビエンナーレは皆勤賞で行っているが、行き出した20年前は、本当に行き当たりばったりで、事前に何の予習もなく見ていたから、初めて知るアーティストばかりだった。

それが今はSNSの時代で、どんなアーティスト、作品であれ事前はもちろん、その場で情報を掘ることができるようになった。
僕のような編集体質の人間には、なんとありがたいことだろうか。

毎年、いつもなら6月に行くのだが、コロナもあり今回は9月にした。
さて予習だ。
時間を作ってはチェックしているのだが、僕は今回のセシリア・アレマニのキュレーションはとても面白いと思っている。
SNSでのいろんな人の投稿や、アレマニ自身によるインスタ、彼女がいろんなメディアで発言しているインタビューも読んでいる。

今回のビエンナーレは213人のうち90%近くが女性だという部分ばかりが強調されていて、ファイナンシャルタイムズに至っては、逆に性差別だ、とばかりにくだらない論評まで出ている。なんて残念なことだろう。

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