思いついたこと/一日一微発見096
一番よい解決策は「ここ」にいて「別世界」にワープできる脳のスイッチの入れ方を知ることだろう。
結局、広い意味でのアーティスト(文学者、音楽家、一部の思想家、そしてファインアーティストたち)は、このことができる人たちなのだ。
そして文明のパラドックスは、一見、このような「逸脱者」たちこそがイマジネーションのイノベーターであり、歴史さえも変えてきたということでもある。
さっき資料箱を開けたら、5年ほど前のテープ起こし原稿が目について、読んでみたらイギリスのデザイン集団tomato(音楽ユニットとしてはunderworld)のメンバーである、ジョン・ワーウィッカーと僕の公開対談のものだった。
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編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。
アートや編集のこと、思考、アイデア、日々起きていることなどをその都度書いていきます。
ここでの文章はハウトゥにはならないと思いますが、知性や感性を刺激したい人に読んでもらったらいいかなと思います。
僕は、人は、大きな出会いがやってきて変わるというより、微妙なものに気がついてだんだん変わることのほうが「可能性」が高いと思う。「微発見」。
それには、訓練が必要で、この「一日一微発見」も、僕の訓練法のひとつです。
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「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15…
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