アートブックの未来を切り拓く(Tokyo Art Book Fairにて)/一日一微発見347
この9月に、3年近くぶりにヨーロッパヘアートの旅にでかけることができた。
僕にとって海外のビエンナーレに行ったり、アートフェアに行くことは重要な「インプット」であり、このコロナ禍はそれができかったが、そのかわりに実現できた重要なことがあった。
浜松の三ヶ日に「仮の家」というスタジオ&ガーデンを作ることが出来るという大きな成果があったのだから、これこそ災い転じて福となす、ということにちがいない。
そしてもう1つが、コロナ下で新たに始めた、高性能デジタル出力機による写真集/アートブック・ブランドNEOTOKYO ZINE(略してNTZ)である。この3年近くの間に、30アイテムぐらい出版することができた。順調である。
NTZは、プリントオンデマンドだが、従来は質的に、どうしてもオフセットに見劣りしてきたのだ。
それが飛躍的にレベルアップし、なおかつリーズナブルになったら?
それはもちろん出版にディスラプションが起きるだろう。
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