「アート思考」のための読書術その①/一日一微発見214
アートを学んだり、アートを楽しんだりするには、本当に素晴らしい時代になったと思う。
それはオンラインで、いつでもどこでも、欲しい本が検索で深掘りできて、海外からであっても短時間で、本が宅配されてくるようになったということだ。
もちろん本との出会いは、ブックストアでリアル対面なのが、アクシデンタルで好きだ。手に取ったときのカンジ、その隣に意外なものにひょいと出会ったり。
ランダムアクセスに世界が広がっていくのはたまらない。
最近は、もう海外で爆買いすることはなくなったけれど、90年代にはそんな調子で、トランクに入りきらないほどアートブックや写真集を買いまくった。
それが僕の重要な栄養素になっているのは間違いない。
僕の蔵書なんて、本当にたかだか知れているが(なぜならコレクションとかいうよりも、仕事上必要かどうかの方が優先されているから)、やっぱり自分の本棚を見かえしてみると、「年季」が入っているな、とも思う。
やっぱり出会いというのは、効率が悪そうで、必然を作る力がある。
「本棚拝見」というのが時々雑誌の企画とかであるが、自分の本棚を見返して見る。
私室の本棚は、本屋の棚とは全く違うその人の「関心」のエコシステムをあらわす貌の断面が出る。
さて、そんな「ウンチク」はさておき、今日届いた本を見ているところだ。
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