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我々の「原点」としての岡本太郎/一日一微発見321
大阪中之島美術館で始まった「岡本太郎展」に早速行った。彼の初期の作品から晩年の作品や遺作を網羅しているだけでなく、太陽の塔や様々なプロジェクトの紹介もある圧巻の内容だった。
岡本太郎は、TVなどのメディアでも人気者だったし、その強烈なキャラクターや「芸術は爆発だ」などのコトバは今も強烈なインパクトを保っている。しかしだからといって、岡本太郎の芸術の凄さはエピソードの影に隠されてしまってはいないか。
展覧会の入口に入ると、最初期の写実的なシュルレアリスティックな作品の写真が貼られていた。そこに見られるものはその後の太郎からは全く想像できないものばかりだった。
実に達者な腕前であり、この路線を進んでいても「大家」になったかもしれない。
しかし太郎はそれを徹底的に捨て去り変成したのである。
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