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「echo of echo」声と「生きられた家」(展覧会Private Houseのために)/一日一微発見304

campfireオンラインコミュニティA&Eには、アートを志向する面白い人たちが集まっている。

メンバーの野村とし子さんと僕は共同で参加を呼びかけて、年1回ぐらいの割合で企画展を行っている。
昨年3月には、銀座奥野ビル306号室にて、展覧会「分裂と融合」という写真展、12月には「Mirrors &Windows」展を開催。
そして5月13日からは練馬の個人住宅を会場にしてグループ展「Private House 生きられた家」を開催。

前2回は、すでにアート会場としても使われている場所であったが、今回は全くの個人宅。

秋には取り壊しが決まっているが、まだナマで暮らしていた人間の記憶どころか体温が強く残っている場所である。

床の間やピアノ室や2階の寝室だったお座敷や玄関脇にもとは、いままで全く「無縁」のアーティストたちの作品が「介入」しているのだから奇妙と言えば奇妙だ。
これは、どのような接点であり、出会いなのだろうか?

しかし観て回ると、約10人の作品が、「適正」な場所を見出して展示されているのがわかるだろう。

今回僕は僕も作品を出していて、今も一階にある「ひいおばあちゃん」がいた、お茶の間の座卓に座ってこれを書いている。

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