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ポスト・フォトグラフィック・イメージについての覚書:東京03/一日一微発見079

今日も小さなトランクをガラガラひっぱりながら東京を徘徊する。
トランクの中身は、宿泊道具と着替え、そして印刷物だ。今年は暖冬で、意外に暖かい。

先週、香港の大館現代美術館(監獄をリノベーションした、ヘルツォーク&ド・ムーロン設計のすばらしく刺激的な場所)で行われた「BOOKED:香港アートブックフェア」にG/P+abpで出展して、FUJI XEROXとコラボして作った岡田佑里奈と小林健太のNEOTOKYOZINEをローンチし、販売したので、その残りがトランクに入っている。

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編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイデア、日々起きていることなどをその都度書いていきます。 ここでの文章はハウトゥにはならないと思いますが、知性や感性を刺激したい人に読んでもらったらいいかなと思います。 僕は、人は、大きな出会いがやってきて変わるというより、微妙なものに気がついてだんだん変わることのほうが「可能性」が高いと思う。「微発見」。 それには、訓練が必要で、この「一日一微発見」も、僕の訓練法のひとつです。

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15…

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