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アート思考・後藤繁雄の一日一微発見

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15年ぐらい前だけど、ネットで日々連載してい…
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイ…
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2022年10月の記事一覧

ヴィヴィアン・サッセン/エマニエーレ・コッチャ 「Modern Alchemyモダンアルケミー」…

ヴィヴィアン・サッセン/エマニエーレ・コッチャ「Modern Alchemyモダンアルケミー」(JBE BOO…

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新たなアールドヴィーブルへ (アートの旅の終わりに)/一日一微発見344

よい旅には終わりはない。 なぜなら旅という非日常が、それまでの自分の日常を変えてしまい、…

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マルセル・デュシャン・リターンズ!!/一日一微発見343

ギャラリストの小山登美夫さんが、カッセルのドクメンタに行ったあとにフランクフルトの現代美…

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美術館への旅 2(ヴェニス編) プンダ・デ・ラ・ドガーナで ブルース・ナウマン/一日一…

「コンテンポラリーアートへの旅」は、今や美術館という「特別な建物」への旅でもある。 僕は…

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ヴェネツィア・ビエンナーレを復習する/一日一微発見341

定期的にヴェネツィア・ビエンナーレに行くようになってもう随分なるが、結論的に言えば、これ…

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美術館巡りの歓び1(ヴェニス編)ペギー・グッゲンハイム・コレクション/一日一微発見34…

ヴェネツィアの愉しみはカナルグランデを行き交うヴァポレットから見える、水際に建てられたパ…

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アニッシュ・カプーアの聖なる侵入/一日一微発見339

ヴェネツィア・ビエンナーレの面白さは、ヴェニスという街とともにあるのだなと、通うたびに深く思うようになった。 80年代末に初めて来た時は、まったくの門外漢で、その時は、2年に一度ビエンナーレでこの街に通うような「運命」が待ちかまえているとは、ゆめゆめ思っていなかった。 ロンドンにしてもニューヨークにしても殆ど未体験な頃で、世界の都市の空気の違いなんてまるでわかっていなかった。 世界の主要都市を取材やアートの仕事でまわるにつれてヴェニスのユニークさ、くめどつきせぬ深さが肌

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