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沢水困を再考してみる

アストロ易経のくららです。

結友(ゆう)からネームを改名致しました▼

最近のトピックで気になる事案があったので、久しぶりにひとり立筮しました。
先日の月に一度の占術勉強会で街占していた頃の感覚が抜けてしまっていたので、時間を見つけて占おうと。

出てきた卦(言葉)は沢風大過(たくふうたいか)に離為火(りいか)、そしてタイトルでもある沢水困(たくすいこん)に火山旅(かざんりょ)…読んでいて何だか切なくなってきます。ご本人、身動きが取れず想像を越えた困難を味わっている事をこの並びからひしひしと感じます。

沢水困の『困』はその文字から木が周囲に囲われて身動きが取れない状態を表しています。我々は困難に遭遇すると何とか状況を良くしようとあの手この手で動こうとしますが、却って状況が悪くなるという事も。このような時は敢えてその流れを味わい尽くし、流れが変わるのを待つという事もひとつの処世術なのかも知れません。

易には四難卦(しなんか)と呼ばれる、困難や艱難辛苦を表す言葉が64ある中の4つ存在します。私が個人的に最も苦手なのはこの沢水困です。理由はこれまで積み上げてきたものが流るる水の如く崩れ去る意味を表すからです。 私が自分を立筮してこの卦が出たら泣きます。

六十四卦を学んでいた頃、易経の師匠から「易には厳しい卦の中にも必ず『救い』があるのです。その中から希望を見出し、言葉を選びながら如何にクライアントに伝えていくかが易の醍醐味でもあるわけです」と言われた事があります。
学びの浅い私はまだまだこのレベルに到達するまでには時間を要します。ただそのような中に於いてもどうにかして救いを見つけたい、一隅を照らす人でありたい…そんな思いを持ちながら『周易裏街道』を読んでいます。

周易裏街道。国内での再販は250部のみ

お人様の人生の困難を代わる事は不可能ですが、その人に幸せや笑顔が齎されるよう、遠くから祈り続けます。思いを馳せ、心を寄せている人は沢山いるはずですから。

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