僕はこれをやりたい!って手を挙げて挑戦する
冷蔵庫でのシール貼りから、再び神奈川県を横断して帰ってきた後の話。
夕食を食べていると、息子「ねぇママ聞いて聞いて!僕今度の小学校の音楽会で、みんなと一緒にピアニカを弾くんじゃなくて、ウッドブロックをやることになった!」
詳しく話を聞いてみると、各クラス約30人中、4人に与えられる役割に立候補して、じゃんけんの結果?、そのうちのひとつをやらせてもらえることになったと。
「僕がやるウッドブロックは、失敗するとすごく目立つんだ。だからいっぱい練習する!」
それを聞いて嬉しくなる母。
彼がその役割に選ばれたことに対してではなく、彼が失敗を恐れず、やりたいと挑戦し、その役割を得たこと。そして、本番できっちりと責任を果たせるようこれから休み時間にも練習をするのだ、という姿勢に対して。
声が大きいし、主張が強い。彼は幼少の頃からいい意味でも悪い意味でも目立つ。
保育園の運動会では、年少でみんなの前に出て準備体操をする係に選ばれ、年長では優勝カップを受け取る役割だった。ただし、その役割は、負けたほうのチームがほぼ全員泣いてしまって(まるで高校球児のようだった・・)、そちらに注目が集まったので、あまりみんなに覚えられてはいないのだけれども、彼にとっては心に残る思い出だったらしい。優勝カップ自体は園で代々使っているものなので、後日ネットでミニチュアのトロフィーを仕入れて渡していたのだけど、先日国語の「あなたの宝物はなんですか?」という作文問題に「僕の宝物はママに買ってもらったトロフィーです。運動会で優勝したときに、買ってもらいました。」って書いたくらいなので相当嬉しかったのだろう。
小学校に入って初めての運動会の前には「リレーの選手に選ばれたい」と練習を重ねていた(運動神経抜群の夫に言わせると「もっと足の速い子はたくさんいる」らしいけど幸い今年は選ばれたし、実際のリレーでも1位で次の走者にバトンを渡した)。
小さい頃の私は、極度の負けず嫌いで負ける土俵には立たねぇ!というタイプだったので、彼のように結構幅広く物怖じせずに挑戦する子どもを観察するのはなかなかおもしろい。
一方で、彼のように自己主張があまり強くない、控えめな子たちも、その子なりにきっと挑戦をしたり、葛藤したりしていることを知っている。なぜなら私がそういうタイプの子どもだったから(いつしか突然変異を起こしてこんな人になってしまっているけれど・・・)。
だから、どんな子どもも、自分が無理しすぎない範囲で、少しだけ挑戦して、小さな成功体験を積んで、私はもっとできる、僕は今度はこんなことに挑戦してみようって思える心を持っていってほしい。
先日、息子の英会話スクールのハロウィンパーティーに、娘と参加したとき(息子は小学生の部、娘は幼児の部で時間が別だった)、ひとりの小さな女の子が、恥ずかしがってみんながやることを一緒にできずにいた。
最初は先生とサポートの方にその場を任せて見守っていたのだけど、あまりにもその子がひとりで過ごしていて、せっかくのハロウィンパーティーなのにもったいないな…とお節介おばさん発動し「おばちゃんと一緒にみんなのところにいってみようか?おばちゃんの子供はあの女の子だよ。●●ちゃんっていうの」と、いくつかのゲームをその女の子の横で一緒にやり、椅子に座って何かをするときは隣に娘を座らせた。
小さい子のお世話が大好きな娘もシャイながらなにかとその子を気にして動くようになり、その子も少しずつ場慣れ人慣れしたのか、パーティーの後半は、時々私の方を振り返ったり見たりするけれどもひとりでゲームに参加できるようになった。
まずはその子を観察する。そして、その子にとって何が押しつけにならないか。どこまで寄り添うか。
ちなみにシャイガール寄り添い応援対応は自分や娘のこれまでを参考にやっている。
しかし・・・ウッドブロックの練習ってどんなことやるんだろう。
まだ楽譜が完成していないから、もう少ししたら、学校の休み時間にも練習が始まるらしいから、役員仕事のついでに音楽室を覗きにいってみようかな。