救われる言葉
色々模索する日々の中とある臨床心理さんのカウンセリングを受けました。今の自分の状態は良くはないと思ったので心療内科に行った方が良いのかな?と思い始めていたからです。
臨床心理さんには「今の状態は鬱段階ではないと思う」と仰っててそれでも不安や恐怖が強くなって日常生活に支障が出る様ならば一度受診された方が良いかも知れない。保険程度に頭の片隅にそういう手段もあるよ位に置いておいてください、と言われました。
割とこの言葉に私は安心しました。良かった、まだ鬱には至ってなかったと妙な安心感。でも「死にたいって思うのは異常ですよね」と先生に問うと
「だって貴方は死にたいと思う程の局面に今立ってるのだから、死にたいって思って当然ですよ。死にたい程辛い事があったんです。そう思っても何もおかしくはない。逆に今の状況で通常でいられる方が異常ですよ。貴方は大丈夫。何もおかしくない」
そう言われて涙がワッと溢れました。
そうか私は異常ではなかったのか。死にたいと思う程の事が私に起こってるんだ。そうか、私は私のままで良いのか、そんな風に肯定された様に思えてボロボロ泣きました。
この頃は特に自己肯定感がほぼ無かったのでカウンセリング中はずっと泣いていた気がします。
また私が夫に対してここまで我慢させてきてしまった事、そうさせてしまった事への自己嫌悪を吐露すると
「それは彼の人生の中に我慢したり言いたい事を言えなくなったりしまった理由が絶対ある。それは彼の課題であって貴方の所為ではないよ」
この「貴方の所為ではない」という言葉が本当に本当に心に刺さりました。
私は離婚宣告を受けてから日に日に自己嫌悪が強くなり自己肯定感がなくなり毎日自分を責めて生きていたので・・・第三者に話を聞いて貰った上で貴方は悪くないって言って貰えた事がどれだけの救いだったか。
毎日毎日「死にたい」と思い声をあげ嗚咽を漏らしワンワン子供の様に泣く毎日。夫を見れば一挙一動に精神が揺さぶられどうして良いのか分からず不安と恐怖しかなかった。
カウンセリングを受けつつ色んな友人とも毎日毎日話をしてましたが、やっぱり私じゃない誰かの意見はとても参考になったり気づかされる事も多かったです。ある日中学からの同級生に言われたのは
「泣く事は悪い事じゃないよ。涙活なんて言ってね。泣く事で多少すっきりしたり心が落ち着いたりするんだよ。だから声をあげてワンワン泣いたって良いんだよ。」
そうやって不安定な毎日を送る私へ優しい言葉をかけてくれる。その中でもichikoはこういう所があるからもう少しこうしたら良いのかもね、と私の中にあるダメな部分もキチンと指摘してくれる。
私は自分自身を省みる事も大切だと思っていたので精神が病んでたこの頃も友人の適格な私への指摘はとても有難かったです。「私じゃない目線で見た私」それは絶対に私には見えないものだったから。
家庭内別居が始まってから夫は自由に色々とやる様になりました。元々休日も出かけるタイプではなかったのに急に出かける様になりました。家がこんな状態だから家に居たくないんだろうな・・・と思いましたが彼がどこで何をしてるかが分からなくなるので彼が家に居ない時間は特に私はとても不安定になってしまってワンワン泣いた後蹲って動けないなんてザラにありました。
そんな中私は一つの「夫婦カウンセリング」をしてる施設を見つけます。そこを二人で受診してみようかと思いまずは一人でそちらに申し込みをしてみました。のちに二人でそこでカウンセリングを受ける事となるのですが・・・詳しくは次回お伝えしたいと思います。
カウンセラーは相性というのは本当にそうだと思います。数人受けただけでも私の中でも合う、合わないはありました。人によっては凄く救われるカウンセラーさんであっても必ずしも自分を救ってくれる人、というのはないのだなぁと実感しました。
私はこの先生に褒められる事が多くその誉め言葉の根拠もキチンと伝えてくれる方だったので言葉が安っぽくないのが良かったですね。上っ面の言葉って響きませんよね。それはやっぱり言葉の端々にそれを感じるからだと思います。またその言葉の根拠をキチンと述べてくれないと本当にそう思ってるの?ってカウンセラーさんにも疑心暗鬼になってしまうのが普通です。
私自身やはり理論派というのもあって理論的に話してくれる方が一番相性良かったです。
カウンセリングを受ける中で「死にたいと思う自分」も否定せず受け入れる事が私は出来たと思います。これって実は凄く大事なのではないかと今になって思います。死にたいと頭に過る場合、大概の方は自分ヤバイんじゃないかって思うと思うんです。でもその思考が止められない。もう自分が異常者なんだとそれはそれで自分を追いつける要素にしかならない。
でも実際はそう思うには理由があって何かがあってそう思ってしまうのだからそこは自分自身否定せずに肯定してあげるのが大事なのだなぁと。
簡単な事ではないですけどやっぱりプロの方に話を聞いて貰って色々肯定して貰えたから自分の中でも今の自分を肯定する事が出来たのだと思います。
やっぱり餅は餅屋
頼るべきはプロですね('ω')