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「どこに住むか」で人生の大方の軌道が決まると思う
キャリアブレイクからの再就活中。先日応募した会社で面接することになりました。でも正直、その会社に入りたいとあまり思えていない自分がいます。
(じゃあなんで応募したんやって話ですが、、笑)
理由は、その会社がある「土地」に、直感的にあまり惹かれないからです。
その土地の文化、地形、周辺環境。
それらにどうもワクワクしない。
むかし実際にそこを旅行したとき。もちろん楽しかったですが、心から魅力を感じることはなく1日で「ここはもういいかな」となりました。改めていまネットで現地を調べると、やはり同じ感覚。
住む場所は、すごく重要だと思います。どこに住むかで、人生の大方の軌道が決まるものだと思うからです。
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むかし移住者として、とある地域に2年半住んでいました。現地で働き、生活しているうち「ここにいると将来だいたいこんな感じの人生になるんだろうな」と想像がつきました。危機感を覚えました。
想像したその人生が、自分の望む人生と、ほど遠かったからです。
最後は、そこで得たすべてを手放して去りました。現地の人脈もすべてゼロに戻りましたが、あれで良かったと心から思います。
もちろん部分的に好きな部分はあるとしても、その土地に根差していたいと思えない。地域性や文化にあまり共感できず、そこにいる人たちの人生観が根本的に自分のそれと合わず、縁が感じられない。
そういう環境が、世の中にはあるものだと思います。
大事なのは、ある程度そこに住んで「ここは違うな」と思ったら迷わず去ること。そしてその経験をもとに、
「じゃあ自分はどんな場所でなら、生き生きしてられるだろう?」
と内省し、それに合った土地を探し出すことじゃないかなと。
京都や長野に住んでいたとき、生き生きしていられました。京都は詩仙堂・正伝寺など、ちいさな寺に遊びに行くのがいつも楽しくてしょうがなかったし、長野はあの独自の温泉文化と雄大な自然・多様な人とが共存している空間が心をつかんで離しませんでした。
そこに住むのを想像しただけでワクワクする。長い目でみて、そこでずっと活動したいと思える。そういう土地を意識的に選びたいものだなと。
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