能力観の初期設定-能力グレードアップ講座1
はじめまして。「いちけん Ph.D. 🎓」です。
人が生きていくために最も必要な基礎力と言えば、「聞く・話す・書く・読む」という四つのチカラが浮かび上がります。
この「能力グレードアップ:基礎力育成講座」は、初めて基礎力の習得に挑もうと思っている方を対象にしています。モットーは、「基礎力のキホン」を「わかりやすく」かつ「シンプル」な形で、しかも生活の中で「役に立つコンテンツ」の提供です。
「話したり、書いたりすることに、まったく自信がない人」 ⇒ 勇気を得ることができるでしょう。
「人前で話さなければならないのに、準備ができていない人」 ⇒ 準備の道筋が伝わるでしょう。
「面接にどう臨めばよいのか、わからない人」 ⇒ どんな言葉で話を始めればよいのかを知ることができます。
「これまで基礎力の育成なんて考えたことがなかった人」 ⇒ それらを鍛えることの大切さを実感できます。
「社会に出る前に、ひと通りのチカラをつけておきたい人」 ⇒ 満足できる内容になっているはずです。
「生徒や学生への指導で悩んでいる人」 ⇒ ユニークな見方に出会うでしょう。
基礎力の育成・トレーニングについては、すでにたくさんの本が刊行されています。それぞれに特色があり、有益な指摘も満載。参考になることはまちがいありません。
でも、そうした本のうち、どれか一冊を選び、それに基づいてスムーズにトレーニングを行っていけるのかと問われると、直ちに「OK」と言えないところがあります。
なぜでしょうか?
多くの場合、その分野のスペシャリスト、つまり「熟達者の視点」で書かれているからです。その結果、あまりにもたくさんのことが盛り込まれています。「初めてトレーニングしてみようと考えている人」は、おそらく戸惑ってしまうのではないでしょうか。最低限やってほしいと想定されているレベルが相当高く設定されている点も気になります。
端的に言いますと、「トレーニングに挑もうとする人」の心の内――やってみようという意欲とともに、うまくやれるのかどうかという心配や不安、さらには、指摘されていることは難しく、自分には無理という思い込みなどが交じり合っている――が重視されていないように思われるのです。
このマガジンでは、基礎力育成に関するこれまでの啓発本・ノウハウ本とは、異なったアングルが採用されています。それは、「トレーニングに挑もうとする人」の等身大の立場にほかなりません。
特に重視したのは、次の三点です。
① 基礎力育成を始めようとするときの「心のあり方」
② トレーニングの過程におけるその「変化」
③ トレーニングの「効果」
そうしたコンテンツが可能になったのは、「40年余りの学生たちに対する指導・相談の経験」と「実態調査を通じたわたしなりの検証」があるからです。
多くの文献も参考にしましたが、知りえた多くの情報は、実際にわたしが知りえた学生たち経由のものがベースになっています。
しかし、書かれていることは、特に大学生に限定されるわけではありません。高校生、これから社会に出ていこうとしている若い方々、すでに働いている社会人、さらには教育の現場に携わっている方々にも有益なコンテンツになっていると思います。
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